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ぷらっとホーム、DHCP/Syslogアプライアンスの教育機関向け新モデルを発売
GIGAスクール時代の校内ネットワーク構築を支援
2021年2月17日 06:00
ぷらっとホーム株式会社は16日、ネットワークアプライアンス製品群「EasyBlocksシリーズ」において、教育機関向けの新製品5モデルを販売開始すると発表した。DHCPアプライアンス「EasyBlocks 教育機関向けDHCP 4000」「同DHCP 2000」、ならびにSyslogアプライアンス「EasyBlocks 教育機関向けSyslog 480G」と「同Syslog 240G」「同Syslog 120G」を提供する。出荷開始は2月下旬の予定。
現在、文部科学省が提唱する「GIGAスクール構想」により、国内の小・中学校、高等学校などにおいて、生徒1人1台の端末導入、および高速大容量の通信ネットワークの整備が進められている。そうした状況において、学校では生徒の人数分の端末だけでなく、無線LANアクセスポイントなど、多様かつ大量の機器が同時に校内ネットワークに接続することになるが、各機器に一つ一つIPアドレスを割り当てる必要性があるだけでなく、今後はセキュリティ面に加え、生徒や授業状況に応じて接続管理も必要になってくる。
しかし、一般的によく使われているWindowsサーバーなど、複数機能を兼任している汎用サーバーや、ルータに付属するDHCP機能などを利用した場合、膨大な端末数へ瞬時に割り振るIPアドレスの処理が追い付かない場合があったり、そもそも、配布・管理できるIPアドレス数が明示されておらず、何台まで問題なくアドレスを配布できるのかが不明の場合も多くあったりするとのこと。
また機能がまとまっている分、管理がわかりにくい、障害発生時に問題箇所の特定をするにあたって問題の切り分けに時間がかかる、といった問題の発生も予測されるという。
一方、ネットワーク機器のトラブル時には、問題の切り分けや特定のために、ログのチェックは欠かせない要素であるものの、ログを保管するサーバーについても、1つのサーバーで各機能を兼用している場合は管理も容易でなく、トラブル時に問題の切り分けに時間がかかってしまうほか、ログ収集・保存用として専用サーバーをゼロから構築するには手間や時間を要する、といった問題があるとのこと。
ぷらっとホームが提供する新製品は、こうした課題に対処するためのもの。新製品のうち教育機関向けのDHCPサーバーアプライアンス2製品は、DHCPサーバー機能に特化していることにより、IPアドレスの管理を容易に行えるだけでなく、配布・管理できるIPアドレスの数や、配布処理速度が具体的に定まっているので、要件に合わせた導入が可能とした。またSyslogサーバーアプライアンス3製品についても、最大80GB/日の受信性能を持ち、さまざまな機器からのログデータ収集環境を容易に構築できるとしている。
いずれの製品も、設定・管理はWebブラウザ上から行え、Q&Aサービスも提供されるため、専任のIT担当者が不在の教育機関でも運用しやすくなっているほか、ハードウェアは小型かつファンやHDDといった回転部品を使用しておらず、長期安定稼働を実現。長期使用を見据え、5年間の保守サポートも標準で含まれているとのことだ。
市場想定価格(税別、以下すべて同じ)は、DHCPアプライアンスの場合、配布IPアドレス数が最大4000の「EasyBlocks 教育機関向けDHCP 4000」が49万9000円、最大2000の「同DHCP 2000」が34万9000円。
一方のSyslogサーバーアプライアンスは、内部ストレージが480GBの「EasyBlocks 教育機関向けSyslog 480G」が44万9800円、240GBの「同Syslog 240G」が25万9000円、120GBの「同Syslog 120G」が21万7000円となっている。