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サイバーソリューションズ、クラウドメール「CYBERMAIL Σ」とクラウド版「Garoon」の連携を強化

Garoonのポータル画面上でCYBERMAIL Σのメールボックス情報を表示可能に

 サイバーソリューションズ株式会社は10日、法人向けクラウドメールサービス「CYBERMAIL Σ」において、サイボウズのクラウド基盤「cybozu.com」との連携を強化すると発表した。大規模向けグループウェアのクラウド版「Garoon(ガルーン)」のポータル画面上で、CYBERMAIL Σのメールボックス情報を表示できる「ポートレット連携」機能を提供開始する。

 サイボウズのGaroonは、グループウェアとして多くの企業で利用されているが、メールサーバー機能を持たないため、導入企業は別途メールサービスを契約する必要があり、双方のアカウントをそれぞれ管理・更新する必要があった。

 そこでサイバーソリューションズでは、CYBERMAIL ΣとGaroonのアカウント連携によって、グループウェアに登録されている情報が自動的にメールにも同期される機能を開発し、2020年2月から提供してきた。しかしメール確認の際には、GaroonとCYBERMAIL Σの画面を別々にWebブラウザで開く必要があったため、さらなる利便性向上が求められていたという。

 今回提供されるポートレット連携機能は、こうした課題を改善するための機能。クラウド版Garoonのポータル画面上に、CYBERMAIL Σのメールボックス情報を表示できるようになるため、ユーザーはGaroonのポータル画面上で最新の受信メールのリストを確認し、素早くメールの内容を確認できるようになるとのこと。

 なおポートレット連携機能は、すでに提供されている自動同期機能とあわせ、CYBERMAIL Σの有償オプションとして提供される。価格は1アカウントあたり月額200円(税別)だが、2021年9月末までに発注した法人を対象に、その後も1アカウントあたり月額150円(税別)で利用可能なキャンペーンが実施される。

 また連携対象となるのはクラウド版のGaroonのみで、オンプレミス版の場合は個別での開発対応となる。