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OBCとJBAT、奉行クラウドとkintoneとの連携ツールを提供 シームレスな連携を短期間で実現

 株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)とJBアドバンスト・テクノロジー株式会社(以下、JBAT)は19日、OBCのSaaS型基幹業務システム「奉行クラウド」と、サイボウズの業務アプリ開発クラウド「kintone」を連携させ、中堅・中小企業向けに展開開始したと発表した。

 この連携は、従来の5分の1の低コストで奉行クラウドとkintoneとの連携を可能にする「奉行クラウド kintone連携用ツール」により実現される。同ツールは、奉行クラウドのデータをkintoneで直接参照・共有したり、kintoneで入力した内容を奉行クラウドに自動で書き込んだりできる、多様なデータ連携機能を搭載しており、kintoneアプリに組み込むことで、奉行クラウドとのシームレスな連携を短期間で実現できるとのこと。

 例えば、kintoneで営業案件の進ちょくを管理し、受注できたらそのデータを奉行クラウドに自動で連携させれば、販売管理業務につなげることが可能になる。これまで“kintoneによる案件管理”“奉行クラウドによる販売管理”として別々に処理していたものを自動連携させることで、業務の生産性を大幅に向上するとしている。

 ツールの提供基盤としては、JBATのクラウド連携プラットフォーム「Qanat Universe」を活用する。この基盤は、OBCが奉行クラウドとさまざまなサービスとのデータ連携を目的に提供している「奉行クラウドApp Connect」でも採用しており、信頼性の高い連携基盤として、安心して利用できるとのことだ。

 なお、奉行クラウド kintone連携用ツールは、奉行クラウドシリーズの小規模法人向け販売管理、仕入れ・在庫管理システム「商蔵奉行クラウド」向けから提供を開始。今後、「勘定奉行クラウド」や「固定資産奉行クラウド」など、奉行クラウドシリーズと連携する約20種を順次追加していく予定。