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LINEのクラウド型OCRアプリ「CLOVA OCR Reader」、表形式でのデータ化を実現する「表抽出オプション」提供
2021年10月25日 13:54
LINE株式会社は25日、クラウド型OCRサービス「CLOVA OCR」をWebブラウザから利用できる「CLOVA OCR Reader」において、帳票に含まれる表を表形式でデータ化できる「表抽出オプション」を提供開始すると発表した。
CLOVA OCR Readerは、Web上で紙帳票やPDFなどのアップロードから、結果データの確認/編集、認識結果の出力やシステムへの連携を行えるクラウドアプリケーション。一連の操作はWebの画面上から可能なほか、認識結果の確認や編集などの操作も直感的かつ簡単に行える点が特徴で、システム開発が必要となるAPI提供とは異なり、AI-OCR機能をすぐに利用できるという。
今回発表された「表抽出オプション」は、表形式でのデータ化を実現する機能で、読み取りたい項目を1つ1つ設定しなくても、Webの画面上でアップロードするだけで書類や画像内の表を自動で認識し、表形式のままデータ化してくれる。
例えば、クレジットカード明細や各種申請書類、勤怠管理表、在庫管理表、カタログ等、さまざまな表の読み取りに利用できるとのことで、抽出結果はCSV形式へ出力でき、そのまま会計システムや受発注システムへのインポートを行えるため、これまで手入力していたデータ入力業務を自動化可能。入力時間や手作業によるミスを削減できるとした。
また、各種会計書類のテキストデータ化と項目分類を自動で行う「CLOVA OCR(レシート・領収書特化型)」や「CLOVA OCR(請求書特化型)」、読み取りたい項目を事前設定すると、項目ごとにテキストデータ化できる「サービスタイプ:Template」(定型書類に対応)をあわせて利用すると、会計・経理、各種BPO、記帳代行等、紙を扱う業務のさらなる効率化を実現できるとしている。
なお、「表抽出オプション」の利用にあたって追加料金等は必要ない。