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ベリサーブ、TRIDENTのクラウド型自動テストツール「Magic Pod」を販売

AIがスクリプト作成やメンテナンスを支援

 株式会社ベリサーブは24日、株式会社TRIDENTと販売代理店契約を締結し、同社のAI自動化テストツール「Magic Pod」を販売すると発表した。ベリサーブでは2020年3月にTRIDENTへ出資していたが、今回「Magic Pod」の販売代理店となったことで、ベリサーブが持つ検証技術と、AIを活用したテスト自動化ノウハウを融合させ、企業の製品/システム開発における、さまざまな要望や課題に応じたサービスを提供していくという。

 「Magic Pod」は、AIを活用してWebサイトとスマートフォンアプリの機能テストを自動化するクラウドサービス。AIエンジンが、アプリケーションの画面から項目を自動検出してくれるため、項目を選んでいくだけで、読みやすい日本語のテストスクリプトが作成できるほか、テスト対象アプリケーションのUIに変更があった時には、AIが自動でスクリプトを修正することにより、メンテナンスの手間を大幅に削減するとした。

 また、「マルチ端末/ブラウザテスト」「Web API」「共通処理」「データ駆動テスト」「変数」「条件分岐」「多言語テスト機能」など、エキスパート向けの機能も多数搭載しているとのこと。

 さらに、利用にあたっての複雑なインストール作業は不要で、モバイルアプリのテストもクラウドの端末を使ってすぐに開始可能。作成したテストは「Magic Pod」のクラウドでも、外部のクラウドサービスでも、利用企業が用意したPCやモバイル端末上でも実行できるとしている。

 なお、iOS/Android環境下でテストを行える「モバイルアプリテストプラン」では、無料のメニュー(テストケース:20件、クラウド端末:2端末)が用意されている。作成可能テストケース数:50、クラウド端末:2端末の「スタンダード」メニューは、月額1万9800円。

 また、デスクトップブラウザによるWebサイトのテストが可能な「ブラウザテストプラン」は、年間契約の場合で月額4万1800円から、月契約の場合で月額4万9800円から。