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KDDI、法人向けネットワークのインターネットブレイクアウト対象サービスを拡充

Ciscoのクラウド型電話サービスなどを追加

 KDDI株式会社は13日、法人向けの広域ネットワークサービスのブロードバンドアクセス方式「withF+」「プランF」向けに提供する「インターネットブレイクアウト」の対象サービスに、「Cisco Webex Calling」「Cisco Webex Meetings」の2つを追加すると発表した。

 KDDIでは、法人向けの広域ネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch」(以下、KDDI WVS)、「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」(以下、KDDI WVS 2)において、ブロードバンドアクセス方式のwithF+、プランFの2つを提供している。

 またこれらのサービスのオプションとして、イントラネットを経由させず、拠点から直接SaaSなどへのアクセスを可能にし、トラフィックの適性化を図るインターネットブレイクアウトを用意している。

 今回はそのインターネットブレイクアウトの対象サービスとして、クラウド型電話サービス「Cisco Webex Calling」と、ビデオ会議サービス「Cisco Webex Meetings」を新たにサポートした。

 KDDIでは、リモートワークが進展するコロナ禍の環境において、企業から、通話・ビデオ会議のトラフィックがイントラネットを経由することにより、イントラネット全体の通信速度が低下するとの声があると指摘。こうしたニーズに応えるため、両サービスを新たにインターネットブレイクアウトの対象に追加したと説明している。