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さくらインターネット、アクロニスのサービスプロバイダ向けバックアップサービス基盤を提供

 さくらインターネット株式会社は3日、株式会社ネットワールドと、同社が販売代理店を務める、アクロニスのサービスプロバイダ向けバックアップサービス基盤「Acronis Cyber Backup Cloud」の提供に関して協業すると発表した。さくらインターネットでは、自社のクラウドサービス「さくらのクラウド」において、Acronis Cyber Backup Cloudを12月10日より提供開始する。

 Acronis Cyber Backup Cloudは、時間や場所に関係なく、20を超えるプラットフォームを高速に保護可能な、サービスプロバイダ向けのクラウドバックアップサービス基盤。物理・仮想・クラウド環境の保護に対応するほか、初期投資ゼロで、使った分だけを支払う従量課金モデルによって、早期のサービス提供と拡販を実現できる点も特徴とした。

 具体的なプランとしては、データをAcronisのデータセンターにバックアップすることで、利用企業でのバックアップサーバー構築を必要とせず、購入後すぐに利用開始できる「Acronis Hostedプラン」と、利用企業が用意したバックアップサーバーを利用する「VM(ワークロード)プラン」が提供される。

 いずれのプランにおいても、バックアップ統合管理向けのコントロールパネルが提供され、複数のバックアップに関する世代管理・圧縮・バックアップ時間などを設定・管理できるとのこと。ただし、プランごとの統合管理となるほか、VM(ワークロード)プランのバックアップ元は「さくらのクラウド」に限定される。

 価格(税込)は、Acronis Hostedプランが500GBで月額1万2100円、VM(ワークロード)プランが1台あたり5720円。

 なお、さくらインターネットでは、他社と提携しサービス提供を行う「マーケットプレイス」の取り組みを推進しており、今回のサービス提供もこの一環とのこと。同社では今後も、こうした提携ビジネスを拡大するとしている。