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さくらインターネット、フェンリルのプッシュ通知エンジン「BoltzEngine」をさくらのクラウドで提供開始

 さくらインターネット株式会社は5日、フェンリル株式会社と提携し、フェンリルが提供するプッシュ通知エンジンサービス「BoltzEngine」を、さくらインターネットのクラウドサービス「さくらのクラウド」上で利用できるサービス提供開始した。

 BoltzEngineは、iOS/Androidのモバイルアプリケーションやウェブブラウザーへのプッシュ通知を行える、プッシュ通知エンジンサービス。1秒で3.5万デバイスに配信でき、オンプレミスにもクラウドにも対応、自社の情報セキュリティポリシーに即した運用が行える。

 さくらインターネットでは、さくらのクラウドの料金のみでBoltzEngineを利用できる「SAKURAプラン」を提供。さくらのクラウドのコントロールパネルから、スタートアップスクリプトとして、複雑な操作をせずにBoltzEngineをセットアップできる。

 SAKURAプランは、利用できるアプリケーションは1本に制限され、速度にも制限があるが、BoltzEngineを無料で利用できる。より多くのアプリケーションを対象とした利用や、より高速で利用したい場合は有償契約が必要で、有償契約はさくらのクラウド上で利用することを条件に、さくらインターネット経由でフェンリルに申し込むことで料金が10%割引される。

 さくらインターネットでは、他社と提携してサービスを提供する「マーケットプレイス」の取り組みを推進しており、今後もさらに提携ビジネスを拡大し、インフラサービスだけではなし得ない新しい顧客層の獲得を目指すとしている。