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ネオジャパンのグループウェア「desknet's NEO V6.0」 スマホアプリやワークフロー機能強化など大型アップデートを実施
2020年12月3日 06:00
株式会社ネオジャパンは、スマートフォン専用アプリや新しいワークフロー機能など多数の機能追加・改善を行ったグループウェア「desknet's NEO(デスクネッツ ネオ)」のメジャーバージョンアップ版V6.0を12月2日に提供開始した。同日には、新バージョンを提供する狙いやアップデートした機能の概要について、オンラインで説明会を行った。
「desknet's NEO」は、組織の情報共有とコミュニケーションの改善、業務効率化に役立つ27のアプリケーションを標準搭載したグループウェア。働き方改革・テレワーク・DX推進などを目的に、中小・大企業から自治体・官公庁まで、幅広い業種・規模の組織や団体に活用されている。今回のメジャーバージョンアップでは、「desknet's NEO専用スマートフォンアプリの提供」と「ワークフロー機能の大幅強化」という2つの大型アップデートを実施した。
ネオジャパン 代表取締役社長の齋藤晶議氏は、スマートフォン専用アプリについて、「『desknet's NEO』は、5年前にHTML5に対応し、スマートフォン向けのユーザーインターフェイスを提供してきた。その中で今年、コロナ禍においてスマートフォンやタブレットでの利用が急増したことを受け、操作性をさらに追求したスマートフォン専用アプリを新たに開発した。まず第一弾としてスケジュール管理機能を中心に提供し、引き続き機能を拡充していく」とした。
またワークフロー機能の強化に関しては、「コロナ禍で高まるペーパーレス、ハンコレスのニーズに対応するべく、ワークフロー機能と業務アプリ作成ツール『AppSuite』の連携を図った。これにより、申請用紙のデザインをそのままワークフローの申請書に再現できる新機能を提供する」と、新バージョンによって企業の「脱ハンコ」を支援していく考えを示した。
今回、新たに提供するスマートフォン専用アプリは、iOSとAndroid OSに対応した「desknet's NEO スケジュールアプリ」。20年以上日本企業の「スケジュール管理」と向き合い続けてきた「desknet's NEO」ならではの見やすさと使いやすさをアプリで実現し、スケジュールやネオツイつぶやき・ダイレクトメッセージに対応している。
ネオジャパン マーケティング統括部 プロダクトマーケティング担当課長の山田志貴氏は、「スマートフォン専用アプリでは、予定の登録や会議室の予約、日別・月別のスケジュール確認など、個人のスケジュール管理に関するあらゆる機能を利用することができる。さらに、利用ユーザーから評価の高い『組織スケジュール』の機能もアプリ上に再現した。これにより、スマートフォンからメンバー全員のスケジュールを一目で確認することが可能となった。また、iPadとAndroidタブレットにも対応しており、広い画面を最大限に生かしてスケジュールを確認・共有できる」と説明した。
このほか、予定時間前のアラームに加え、自身の予定が登録・変更・削除された際にも、プッシュ通知でリアルタイムにその内容を確認でき、急なリスケや急な打ち合わせでの予定の見落としを防止する。さらに、ネオツイのつぶやきとダイレクトメッセージを利用することで、社内の情報を迅速にキャッチできるとともに、個人間のコミュニケーションスピードも上げることができる。
もう一つの大型アップデートであるワークフロー機能の強化では、業務アプリ作成ツール「AppSuite」との強固な連携により、紙の申請用紙のデザインをそのまま申請書として再現できる新しい機能を搭載した。「当社では、これまでもワークフロー機能に力を注いでおり、バージョンアップの際には必ず機能拡充を行ってきた。その中で今回、『もっと紙に近い書式を作りたい』、『申請データを集計・分析したい』、『会計ソフトなど外部システムとデータ連携したい』といったユーザーニーズに対応するため、AppSuiteとの連携を実施した。これにより、マウス操作で簡単に紙の申請書式を再現できるとともに、AppSuiteが持つ豊富な機能をそのまま申請業務に利用できるようになった」(山田氏)としている。
具体的には、一覧・帳票形式で申請内容を記入できる「表部品」や、高度な「自動計算・自動採番」、顧客マスタや商品マスタから情報を検索・引用できる「複写部品」など、「AppSuite」の豊富な機能をワークフローの申請書式で利用し、申請用紙のデザインをそのまま再現できる。ワークフローから申請された情報は、自動的にAppSuiteアプリ内に蓄積されるため、申請データの集計・仕分けなど、これまで表計算ソフトなどを用いて行われてきた申請データの処理も大幅に効率化できる。
また今回のバージョンアップでは、基本機能についても多数の機能追加・改善を実施しており、一部アイコンのデザイン見直しを行ったほか、ワークフロー機能では「経路に『申請者』本人を追加」、「経路の分岐条件の拡張」、「捺印の有無・差戻しの可否を設定」など、AppSuiteでは「他アプリへのデータ自動複写機能」などの追加を行った。
特に、データ自動複写機能を利用することで、例えば経費精算申請書の承認が完了したタイミングで、申請内容を仕訳帳アプリに自動複写し、仕訳帳アプリ上で申請データを編集・出力することで、会計ソフトなどとの連携も容易に行えるようになる。
価格(税別)は、クラウド版のdesknet's NEOが1ユーザー月額400円、AppSuiteが1ユーザー月額320円。パッケージ版(スモールライセンス)のdesknet's NEOが100ユーザー37万8000円から、AppSuiteが100ユーザー30万2000円から。パッケージ版(エンタープライズライセンス)のdesknet's NEOが300ユーザー150万円から。