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キヤノンITS、クラウド型仮想デスクトップサービス「クラウドVDI」を提供開始

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は19日、働き方改革を進める企業を対象に、セキュアなテレワーク環境を実現する「クラウドVDI」の提供を開始した。

 クラウドVDIは、Amazon Web Services(AWS)のクラウド型仮想デスクトップサービス「Amazon WorkSpaces」と、Amazon WorkSpacesの初期設定、監視保守、運用代行を提供する東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)の「おまかせクラウドVDI」を組み合わせたサービス。

「クラウドVDI」の概要

 インターネット環境があれば、世界中どこからでもデスクトップ環境にアクセスでき、働き方改革の推進や業務改善、天災での出社困難や疫病対策としても活用できる。データはクラウド上に保管し、端末にデータを残さないため、セキュアなテレワークを実現する。

 初期設定をはじめ、エンドユーザーからのトラブルなどに関する問い合わせは、キヤノンITSがトータルで対応。オプションで24時間365日の対応も可能。

 サービスを利用することで、クライアントのOS、データ、アプリケーションをクラウド上のサーバーに集約して管理することで、情報漏えいリスクを低減できる。また、利用端末ごとに実施していたバージョンアップやパッチ適用などの管理作業を削減し、VDIの台数やCPU、メモリ、ハードディスク量なども、必要に応じて設定できる。

 クラウドVDIの価格(税別)は、初期設定費用が4万円から、月額利用料金は基本料金が2万円、VDIが1台につき1万円から。

 キヤノンITSでは、2015年からAWSパートナーネットワーク(APN)のコンサルティングパートナーとして、AWSが提供する各種サービスを活用したシステム構築と、顧客の運用負荷を軽減するためのAWS関連サービスの提供を行ってきた。今後、クラウドVDIは、キヤノンマーケティングジャパングループが取り扱っている商材と連携してセキュリティ機能を強化し、さらにセキュアなテレワーク環境の提供を図り、2022年までに導入社数100社を目指すとしている。