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ブレインパッド、患者の受診前行動を多角的に分析するサービス「ペイシェントインサイトBI」

患者理解の深化や疾患啓発の打ち手設計を支援

 株式会社ブレインパッドは、患者中心の医療(ペイシェント・セントリシティ)の実現に向け、患者の受診前行動を多角的に分析するサービス「ペイシェントインサイトBI」を、7月1日より提供開始すると発表した。

 「ペイシェントインサイトBI」は、Web行動データ、SNSデータなどの生活者起点のデジタルデータを活用し、患者が受診に至るまでの情報探索や、行動プロセスの分析・可視化を支援するサービス。

 ブレインパッドでは、製薬企業を中心としたヘルスケア業界に向けて、創薬からマーケティング・営業活動の計画支援など多面的な分析支援を行ってきた実績を持つとのことで、そうした活動で培ったノウハウを生かし、「患者がどのような症状を感じているか」「どのような情報を探しているか」「何に不安や迷いを抱いているのか」を具体的に探索することで、患者理解の深化や疾患啓発の打ち手設計を支援するという。

 こうした分析を行うことにより、例えば、初めて参入する領域への適応や新薬の販売開始(上市)を行う製薬企業においては、疾患や患者像の具体化が提案精度の向上に役立つほか、患者の受診前行動の可視化は、社内教育資材やMR向け説明会の設計、患者向けコンテンツ企画に活用できるとした。また、これらの成果は、医療機器・健康食品メーカー、ヘルスケアサービス提供者、保険会社など、生活者の健康行動に関与する多様な企業への展開も可能としている。

 なお、サービスの提供にあたっては、BIに特化した専門チームが、患者のペインポイントや患者との適切な接点の抽出などを目的に据えて分析を進めるとのこと。さらに、単発での分析にとどまらず、企業内データを活用した追加分析や、レポートを基にした施策立案まで柔軟に対応し、自走化を見据えた伴走型の支援も提供できるという。