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ALSIの情報漏えい対策製品群「InterSafe ILP Ver.7.5」、ネットワーク分離環境での安全なファイル授受を実現

 アルプス システム インテグレーション株式会社(以下、ALSI)は16日、情報漏えい対策製品群「InterSafe ILP」の機能およびラインアップを拡充し、ネットワーク分離環境下での安全なファイル授受を実現する新版「同 Ver.7.5」を12月2日より販売開始すると発表し。

 「InterSafe ILP」は、情報漏えい対策に必要な機能を自由な組み合わせで導入し、一元管理できる製品群。ファイル自動暗号化ソフトウェア「InterSafe FileProtection」、デバイス制御ソフトウェア「InterSafe DeviceControl」、セキュリティUSBメモリ作成ソフトウェア「InterSafe SecureDevice Ultimate」など、複数の製品が提供されている。

 今回は新たに、ファイル転送システム「InterSafe FileTransporter」とファイル無害化オプション「InterSafe FileSanitizer Powered by OPSWAT」などを提供し、ネットワークおよびUSBメモリなどの外部デバイスを介した安全なファイル授受を行えるようにした。これにより、ネットワーク分離環境での管理者の運用負荷を軽減するとともに、ファイル授受の経路を限定しない運用により、ユーザーの利便性が向上するという。

 新製品のうち、ファイル転送システム「InterSafe FileTransporter」は、ネットワーク間での安全なファイル転送をエージェントレスで実現するもの。デバイス制御ソフトウェアのInterSafe DeviceControl、申請・承認ワークフローソフトウェア「InterSafe WorkFlow」を組み合わせることで、ユーザーはファイル転送だけでなく、外部デバイスを介した安全なファイル授受ができるようになる。また転送ファイルは、パスワード付与による保護に加え、ファイル暗号化ソフトウェアのInterSafe FileProtectionと組み合わせて暗号化することで、セキュリティをさらに強化できる。価格は1ライセンスあたり5000円から。

 2つ目の「InterSafe SecureSwitch」は、基幹系ネットワーク用と外部接続系ネットワーク用の2つのデスクトップ環境を構築し、ワンタッチで切り替えて利用できる製品。ローカルHDDへのファイル保存を規制し、外部デバイスの利用やネットワーク接続を制御することで情報漏えいを防止する。これにより、簡易なネットワーク分離環境を低コストで実現するとした。価格は1ライセンスあたり7000円から。

 3つ目としては、100種類以上のファイル形式に対応した無害化エンジンと、最大30種類以上のアンチマルウェアエンジンによるマルチスキャンによって安全なファイル利用を実現するオプション「InterSafe FileSanitizer Powered by OPSWAT」を提供する。InterSafe ILPの各製品と連携することで、ファイル転送時や外部デバイスによるファイル書出し/持ち込み時の無害化を一元的に実現し、ファイル授受時のセキュリティを強化するとのこと。価格はオープン。

 最後の「InterSafe PIS(Personal Information Search)」は、ファイル自動暗号化ソフトウェアのInterSafe FileProtectionと連携して利用するオプション製品。検索対象エリアから個人情報やマイナンバーが含まれているファイルを検出し、シームレスに暗号化することができる。価格は1ライセンスあたり年額3960円から。