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ALSIの情報漏えい対策製品群「InterSafe ILP 8.1」、ファイル無害化運用を簡素化する新オプションなどを提供

 アルプス システム インテグレーション株式会社(ALSI)は28日、情報漏えい対策製品群「InterSafe ILP」の新版「同 Ver. 8.1」を販売開始すると発表した。

 InterSafe ILPは、標的型攻撃などの外部脅威への対策から、シャドーITによる内部不正対策までを一元管理できるソリューション。「ファイル自動暗号化」「デバイス・ネットワーク制御」「セキュリティUSBメモリ作成」「ファイル転送」「簡易インターネット分離」の各機能と「申請・承認ワークフロー」「ファイル無害化」「個人情報検出」の3つのオプション機能で構成されており、利用企業の対策優先度や環境に合わせて自由な組み合わせで導入できるという。

 今回の新版では、ファイル転送ソリューション「InterSafe FileTransporter」において、ネットワーク分離環境でのセキュアなファイルの受け渡しを容易に行える新オプション「自動無害化フォルダー」を追加した。

 同オプションでは、ファイルサーバー上の指定フォルダーへ転送したいファイルをドラッグ&ドロップするだけで、対象ファイルを無害化エンジンによって無害化し、別ネットワークのファイルサーバー上のフォルダーへ安全に転送する機能を提供する。

 フォルダーにファイルが置かれたことを自動で検知して転送するため、アップロードやダウンロードのための特別な操作が不要で、インターネット接続系ネットワークとクローズドネットワーク(例:LGWAN系ネットワーク)間における、ファイルの安全かつ容易な受け渡しを支援するとした。

 また、簡易インターネット分離ソリューション「InterSafe SecureSwitch」では、デスクトップモード切り替えを行う際に、任意のスクリプトを自動で実行できるようにした。デスクトップを切り替える際に接続するネットワークを変更するだけでなく、プロキシ・IPアドレス設定の変更や、ファイルサーバーのマウントなど、利用者の環境に合わせた柔軟なネットワーク関連の設定に対応するとのことだ。なお、こちらは標準機能として提供される。