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ALSIの情報漏えい対策製品「InterSafe ILP 7.0」、ファイル利用時のワークフローを強化
AutoCADファイルの暗号化にも対応
2020年3月5日 12:19
アルプス システム インテグレーション株式会社(以下、ALSI)は5日、情報漏えい対策ソフトウェア製品群「InterSafe ILP」の新版として、「同 Ver. 7.0」を販売開始すると発表した。
InterSafe ILPは、情報の持ち出し・持ち込み制御と、持ち出し後の安全な活用を実現するソフトウェア製品群。「ファイル自動暗号化」「デバイス制御」「セキュリティUSBメモリ作成」「申請・承認ワークフロー」の4機能で構成され、自由な組み合わせで導入できる点も特長という。
今回の新版では、申請・承認ワークフローソフトウェア「InterSafe WorkFlow」のバージョンアップにより、ファイル利用におけるワークフロー機能を強化した。
まず、デバイス制御ソフトウェア「InterSafe DeviceControl」との連携によるファイル持ち込み申請時に、ファイル無害化製品と連携して自動的に無害化処理を行えるようにしている。これにより、外部から持ち込むファイルを経由したウイルス感染を未然に防ぐとともに、管理者による承認時のセキュリティチェックを効率化するとのこと。
また、ファイル自動暗号化ソフトウェア「InterSafe FileProtection」との連携では、ワークフローによるファイル暗号解除などを可能にしている。暗号解除権限が付与されていないユーザーが、取引先にファイルを送信するような場合、申請・承認ワークフローを通じて、暗号解除やセキュアファイル(パスワード付きZIPファイル、自己復号型暗号ファイルなど)への変換、アクセス権限の変更を行える。管理者は、申請・承認の履歴や申請ファイルの原本を管理画面から確認できるため、証跡管理としても有効という。
このほか、InterSafe FileProtection単独では、ファイル保存時に暗号化を自動的に行う「自動暗号化フォルダー」上で、有効期限超過後にファイルを自動削除し、あわせて削除ログを取得・保存する機能が追加された。これによって、個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン」が求める、不要な個人情報の速やかな削除、および削除の記録に対応した運用を行えるとしている。
加えて、暗号化対象アプリケーションに「AutoCAD」が追加された。AutoCADファイルを、あらかじめ設定したフォルダーに保存するだけで自動的に暗号化されるとのことだ。