丸紅ネットワーク、モバイル通信SIMサービスにMDMを連携させた「セキュア端末サービス」を提供

　丸紅ネットワークソリューションズ株式会社（以下、丸紅ネットワーク）は5日、エムオーテックス株式会社（以下、MOTEX）から製品提供を受け、テレワークにおける端末セキュリティ確保と労務管理を行うことを目的とした「セキュア端末サービス」の販売を開始した。

　セキュア端末サービスは、丸紅ネットワークが提供するフルMVNOサービス（SIMサービス）と、MOTEXが提供するMDMサービス「Lanscope An」を連携させることにより、労務管理と端末セキュリティを確保する管理ソフトを容易にダウンロードできるようにし、テレワークにおける端末セキュリティ確保と労務管理を支援するサービス。

　丸紅ネットワークが提供するSIMサービスを利用した端末が、インターネットへ接続する際に、SIMカードに付加されたJavaアプレットが動作し、自動的にエージェントダウンロードサイト（ポータルサイト）に誘導する。ポータルサイトは、MOTEXのLanscope Anクラウドと連携されており、サービスを契約した顧客であれば企業ごとに最適化されたエージェントソフトを容易にダウンロードできる。

　この仕組みにより、管理ソフトがインストールされていない端末での業務遂行を防ぎ、端末セキュリティ確保と明確な労務管理を支援する。

　LanScope Anは、労務管理のほか、端末上のセキュリティ確保として端末制御機能（位置情報から所在確認、遠隔でリモートロックやワイプ、業務に関係ないアプリや不正アプリの起動を禁止）を提供する。

　また、SIMサービスでは、通信経路のセキュリティ強化を実現する「セキュアモバイルパック」をオプションとして提供する。