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MSYSと丸紅ネットワーク、ワンビの3社、モバイル閉域ネットワークを活用したPC向け情報漏えい対策を提供

 丸紅情報システムズ株式会社(以下、MSYS)と丸紅ネットワークソリューションズ株式会社(以下、丸紅ネットワーク)、ワンビ株式会社は20日、モバイル閉域ネットワークを活用したPC向け情報漏えい対策ソリューション「モバイル閉域遠隔消去ソリューション powered by TRUST DELETE」を提供開始すると発表した。

 ワンビでは、PCの情報漏えい対策ソリューションとして、PCの盗難・紛失時に、管理システムから遠隔でデバイスロック・データ消去命令を発行する機能や、あらかじめ設定されたポリシーに違反すると自律動作でデバイスロック/データ消去を発動する機能を備えた、「TRUST DELETE」を提供している。

 MSYSでは同製品を取り扱っており、クラウドサービスとオンプレミスの両形態で展開してきたが、セキュリティを重視する企業にとって、インターネット接続が必要なクラウドサービスは導入にあたっての懸念を感じている一方、オンプレミスは利用企業の拠点内に管理システムを設置するため、運用負荷を増大させてしまう点が課題になっていたという。

 今回発表された「モバイル閉域遠隔消去ソリューション powered by TRUST DELETE」は、丸紅ネットワークが法人向けMVNOとして提供するモバイル閉域ネットワークと、TRUST DELETEを組み合わせたもので、こうした課題を解決するソリューションとして提供される。

 具体的には、TRUST DELETEの管理システムを、丸紅ネットワークのモバイル閉域ネットワーク内に配置することにより、インターネットに接続することなく、また利用企業にサーバーの運用負荷をかけることなく、TRUST DELETEを利用可能にした。PCの盗難や紛失時、あるいはポリシー違反時には、PCの起動やスリープ解除後、すぐにデバイスロック/データ消去命令が実行されるので、強固なセキュリティ対策を実現するとしている。