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ペンティオ、マネージドPKIおよびクラウドRADIUS機能を提供する「SecureW2」を販売開始

 ペンティオ株式会社は2日、オランダのSecureW2が開発・提供するマネージドPKIとクラウドRADIUSサービス「SecureW2」の販売を開始した。

 ペンティオでは、リモート環境においては企業支給端末だけを利用して欲しい企業は、これまでもデバイス証明書を利用することで企業支給PCか私有PCかを特定できたが、リモート遠隔にある企業支給PCに対してIT管理者がインストールすることは困難で、企業支給PCの初期設定をPCの前に座らずにキッティングしたいというニーズが生じてきたと説明。SecureW2は、こうした企業ニーズに応えるサービスになるとしている。

SecureW2の主な機能

 SecureW2は、デバイス証明書の発行と管理、YubiKeyへの証明書と登録機能を提供するマネージドPKI機能に加え、証明書を提示するデバイスを判定するオンラインサービスとなるクラウドRADIUS、SCEPやSecureW2セルフサービスクライアントソフトによる証明書キッティングを行う証明書オンボーディング、OneLoginおよびAzure AD、OktaなどのIDaaSサービスとの連携を可能にするIDaaS連携を提供する。

 これらにより、自宅などリモート環境で初めて会社支給のPCを利用開始する場合に、主要MDMサービスとの連携により、どこでも場所によらず会社PCのセットアップを完了できる機能を提供する。

 SecureW2は、自動的にデバイス証明書を生成・配布することでゼロタッチデプロイを実現する。SecureW2が発行したデバイス証明書は、会社PCを特定するキーとすることで、リモート環境からのVPN接続、オフィス出社時の無線LAN接続のほか、デバイス認証MFA方式でのOneLoginなどのIDaaSログインなど、これらのネットワーク認証をSecureW2に認証統合することができる。

 SecureW2の料金は要問い合わせ。