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ペンティオ、IDaaS「OneLogin」でAmazon WorkSpacesのユーザー認証強化を支援

 ペンティオ株式会社は6日、Amazon Web Services(AWS)のクラウド型仮想デスクトップサービス(DaaS)である「Amazon WorkSpaces」のユーザー企業向けに、ログオン時の多要素認証を容易に可能にするソリューションを提供すると発表した。

 Amazon WorkSpacesは、テレワーク(リモートワーク)時などでもデスクトップ環境を手軽に利用できるサービスとして、多くの企業に採用されているが、セキュリティを強化するために多要素認証(MFA)を導入しようとする場合、オンプレミスやAmazon EC2上などにRADIUSサーバーを手作業で構築することと、MFAの設定が必要で、サーバーの維持や運営維持が負担になっていたという。

 そこでペンティオでは、クラウド型ID管理サービス(IDaaS)の「OneLogin」を利用し、MFA機能とRADIUS機能を提供。RADIUSサーバーを手作業で構築することなく、OneLogin RADIUS機能を設定するだけで、MFAを使ったログインを実現できるようにするとした。

 こうして、Amazon WorkSpaces認証にOneLogin RADIUS機能を利用すると、MFAによってユーザー認証を強化できるほか、Amazon WorkSpacesユーザー認証を、OneLoginを通じて社内Active Directory(AD)で判定可能になるとのこと。この場合、ADのユーザー情報のステータスを停止するだけで、Amazon WorkSpacesにアクセスを制限できるので、社内でテレワーク利用者の認証をコントロール可能になり、安全性が向上するとしている。

 このほか、アクセス認証ログをADで取得可能になる点もメリットとのことだ。

MFAによってユーザー認証を強化(図はワンタイムパスワードを利用するの場合)

 なお、OneLoginのRADIUS機能とMFA機能は、UnlimitedプランとEnterpriseプランで利用できる。1ユーザーあたりの料金は、それぞれ月額900円、月額500円。