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ワークス、新たなSaaS型事業として「HUE Works Suite」「HUE Works Suite DX Solutions」を提供

 株式会社ワークスアプリケーションズ(以下、ワークス)は27日、SaaS型の新事業として、現場/チーム/プロジェクトの生産性向上ツール群「HUE Works Suite」と、企業の情報資産の電子化と有効活用サービス群「HUE Works Suite DX Solutions」の2つのSaaSサービスシリーズを提供開始したと発表した。

 新たなサービスは、ワークスの既存ERP事業の主ターゲットである大手企業に加え、ミッドマーケット(中堅・中小企業)にも利用可能な製品として販売していく。ワークスのERP製品を利用していない顧客にもSaaS製品単体で利用でき、プロジェクトやチーム単位でも購入できる新たなポートフォリオとなる。

 HUE Works Suiteでは、コラボレーション型表計算ウェブサービス「Enterprise Spreadsheet」を2020年10月にリリース済み。また、プロジェクト管理ウェブサービス「Projects」を2021年初頭にリリースを予定する。

 HUE Works Suite DX Solutionsでは、電子帳簿保存法対応の証憑電子データ管理ツール 「EBM」を2020年9月にリリース済み。また、国内最大規模の言語資源を搭載した高精度の自動応答ツール「Chatbot」を2020年11月にリリース、画像処理と自然言語処理による文字読み取り・電子テキスト化ツール「AI-OCRエンジン」を2021年初頭にリリースを予定する。

 製品ラインアップは今後、さらに拡充していく予定で、各製品は単体での利用が可能。

 ワークスでは、SaaS技術を活用することで、事業の主軸であるERPについてもマイクロサービス化を推進すると説明。有効なサブシステム・機能から順次切り替えを行なう予定で、マイクロサービス化を推進することにより、ソフトウェア開発の「アジリティー、スピード」の向上だけでなく、品質維持、改修コストの削減などメリットを追求しながら、システムを改善していく予定としている。