カスペルスキーの小規模オフィス向け「スモール オフィス セキュリティ 8.0」、パスワード管理機能を利用可能に

　株式会社カスペルスキーは28日、小規模オフィス向けセキュリティ製品「カスペルスキー スモール オフィス セキュリティ」の新版「同 バージョン8.0」を発表した。同日よりカスペルスキー・オンラインショップで販売開始するほか、月額サブスクリプション版についても、パートナー企業経由で提供開始する。なお、有効なライセンスを保有する場合は、無償で最新版を利用できるとのこと。

　「カスペルスキー スモール オフィス セキュリティ」は、5～25ユーザー規模のオフィス向けに提供されるセキュリティソフトウェア。業務で使用するWindows PC、MacおよびAndroid端末や、重要なデータの共有や保存先となるWindowsファイルサーバー用の保護機能を提供しており、難しい設定なしに堅牢なITセキュリティ環境を構築できるという。また、管理サーバーが不要なWebベースの管理コンソールを用いて、クラウド上から業務端末を一元管理することもできる。

　今回の新版では、「カスペルスキー パスワードマネージャー」が利用可能となった。業務で使用しているWebサービスのユーザーIDとパスワードをまとめて保存し、ロック解除用パスワードのみで、登録したWebサイトにログインできるようになっている。

　さらに、推測されにくい複雑なパスワードの生成機能、パスワードの使い回しや不正流出などの安全性をチェックする機能も搭載した。さらに、テキストメモや画像、PDFファイルの保存も可能としている。

　製品の1年版の価格（新規、税別）は、「Windows PC／Mac 5台＋モバイル5台」が1万4800円、「Windows PC／Mac 5台＋モバイル 5台＋ファイルサーバー1台」が2万8800円、「Windows PC／Mac 10台＋モバイル10台＋ファイルサーバー1台」が3万9800円。

　月額サブスクリプション版の価格（税別）は、「Windows PC／Mac 1台＋モバイル 1台」で月額400円。ファイルサーバーは、購入ライセンスを10で除算し四捨五入した値の台数まで保護できる（例：購入ライセンス数が5～14でファイルサーバー1台を保護）。