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カスペルスキー、ファイルサーバーの保護機能を備えた小規模オフィス向け「スモール オフィス セキュリティ」最新版を発売

「カスペルスキー スモール オフィス セキュリティ」画面イメージ

 株式会社カスペルスキーは10日、小規模オフィス向けセキュリティ製品「カスペルスキー スモール オフィス セキュリティ」の最新版を、同社オンラインショップで発売した。

 カスペルスキー スモール オフィス セキュリティは、従業員10人以下の小規模オフィスを対象にした製品。業務で使用するPC、Mac、Android端末に加え、重要なデータの共有や保存先となるWindowsファイルサーバー向けの保護機能を提供する。

 既知の脅威の特定とマルウェアの駆除に効力を発するマッチングや、未知の脅威をブロックするふるまい検知とクラウドプロテクションにより、マルウェア侵入の脅威から小規模オフィスを守り、安全なオフィス環境を実現する。Windows版クライアントでは、悪意のあるプログラムの実行を検知してブロックするアプリケーション管理機能やロールバック機能により、ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)を始めとするマルウェアの実行を防ぐ。

 管理サーバーが不要なウェブベースの管理コンソールにより、業務端末のセキュリティ設定などをまとめて管理可能。セキュリティ専任者がいないオフィスでも、セキュリティ管理を行うことができる。

管理コンソールの画面イメージ

 重要な機密情報を保護するために、Windows PCとWindowsファイルサーバー上のデータの暗号化を行うデータ保護機能や、データのバックアップとオンラインでのバックアップを行うデータ復旧機能を搭載。また、ネット決済保護機能として、オンラインバンキングやオンラインショッピングなどを利用する場合に、口座番号やクレジットカード番号などの入力情報を保護する機能を提供。事前登録した金融機関や決済システムにアクセスした際に、専用のブラウザーを起動して、通信データの傍受をブロックする。

 製品の価格(税別)は、Windows/Mac計5台+Android端末5台の1年版が1万4800円、Windows/Mac計5台+Android端末5台+Windowsファイルサーバー1台の1年版が2万8800円、Windows/Mac計10台+Android端末10台+Windowsファイルサーバー1台の1年版が3万9800円。