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OKI、コンタクトセンタークラウドサービス「CTstage Cloud」を提供

 沖電気工業株式会社(以下、OKI)は28日、コンタクトセンターシステム「CTstage」の新サービスとして、システムをMicrosoft Azure上で提供するコンタクトセンタークラウドサービス「CTstage Cloud」の販売を開始した。

 CTstage Cloudは、CTstageの機能をすべてサービスメニューとして提供。リアルタイム状態管理ツールや統計ツールなどの管理機能に加え、従来のクラウドサービスでは提供が困難だった、顧客の状態にあわせた複雑なルーティングが可能なACD(Automatic Call Distributor、着信呼をオペレーターに自動的に振り分ける機能)やIVR(Interactive Voice Response、自動音声応答機能)も含め、コンタクトセンターに求められるさまざまな機能を選択して利用できる。

CTstage Cloud サービスイメージ

 各種の設定変更は事業者自身で行うことが可能で、需要の変動や取扱品目の変更、規模拡大、オペレーター拠点の分散化・在宅化など、事業環境の変化に対応した最適なコンタクトセンターを構築できる。

 CTstage Cloudは、基盤としてMicrosoft Azureを採用し、安定したサービスを提供。サービス運用にあたっては、CTstageサポートサービスで培ったノウハウを持つOKIのプロフェッショナルが直接、故障受付からコンタクトセンター運用までの支援を行う。

 また、CTstage Cloudでは、ボイスとノンボイス(チャットなどの非音声)をACDから管理機能まで統合する「ボイス/ノンボイス統合機能」を提供。これにより、ボイス/ノンボイス間のスムーズな応対の引き継ぎや、コンタクトセンター全体の運用状況の把握/分析が可能となり、顧客の利便性向上とコンタクトセンターの効率的な運用を同時に実現するとしている。

 CTstage Cloudの標準価格は月額席単価8000円(税別)から。提供開始は2021年1月予定。OKIでは、3年間で1万5000席の販売を目指す。

 また、OKIではCTstage Cloudの提供開始に合わせて「モニターキャンペーン」を実施する。CTstage Cloudに接続可能な設定をした閉域網接続モバイルルーターを一定期間無償貸与するため、新たな設備の導入を行うことなくCTstage Cloudのサービスを手軽に試用できる。