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キヤノンMJグループ、「西東京データセンター」に2880ラック規模の2号棟を竣工

西東京データセンター 2号棟

 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)とキヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は21日、「西東京データセンター」の2号棟を10月30日に竣工すると発表した。

 キヤノンMJとキヤノンITSでは、データセンターでは建物や設備、セキュリティ、運営品質などの各要素において、従来以上に高度な水準が求められており、新たに設置する西東京データセンターの2号棟はこうしたニーズに応えると説明。2号棟は、2880ラックの設置が可能なスペースと、25MVAの受電容量に加え、高性能なファシリティと厳重なセキュリティを備える。

 また、キヤノンITSは、国民間団体「Uptime Institute」が定めているデータセンターの運営品質に関する認証「M&O」を日本国内で2社目に取得。このほか、安定したITサービスの提供で顧客満足を向上させるための国際規格「ISO20000」や、自然災害や感染病流行などの発生時に事業を継続するための枠組みを定めた国際規格「ISO22301」、クラウドサービスに特化したセキュリティ管理の国際規格「ISO27017」、サービス提供事業者の受託業務に関する内部統制の有効性に関する「SOC2 Type1」など、第三者機関による認定を多く取得している。

 これに加えて、入退室認証システムにキヤノンの顔認識技術を採用し、認証にかかる時間を短縮するとともに、センターの安全性を防疫面からも高めたとしている。

 キヤノンITSでは、西東京データセンターを中心とするITインフラサービス事業においては、クラウドサービス「SOLTAGE」や、外部クラウドサービスと組み合わせたハイブリッドクラウド環境など、顧客に適したインフラ基盤を提供していると説明。キヤノンMJグループのサービスで培ってきた、システム開発やセキュリティ運用、システム運用などの経験・ノウハウを生かして提供するアウトソーシングサービスにより、顧客のクラウドシフトを全方位で支援していくとしている。