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NTTコムウェア、サブスクリプションビジネスを支援する料金請求プラットフォーム「Smart Billing」を提供

 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(以下、NTTコムウェア)は22日、料金請求に関わる一連の機能をクラウドサービスとして提供し、サブスクリプションビジネスを支援する「Smart Billing」の販売を2019年2月に開始すると発表した。

 Smart Billingは、NTTコムウェアがNTTグループにおける固定電話、長距離通話、移動体通信など、複雑な料金体系に即した料金請求システムの構築・保守・運用を担ってきた信頼と実績を活かすとともに、クラウドサービスの構築技術、料金請求業務のノウハウを集約し、サブスクリプションビジネスを支援する仕組みとして構築したサービス。

 柔軟な課金モデルに対応可能なサービスを提供するため、日本電気株式会社(NEC)の子会社であるNetcracker Technologyの事業支援システム(BSS:Business Support System)ソリューションを活用し、NTTコムウェアとNECが共同でサービスを開発。同システムは、日本を含む世界100以上の通信事業者をはじめとするさまざまな事業者への導入実績を有し、通信事業者向け課金プラットフォームとして評価を得ているという。

 Smart Billingでは、サブスクリプションビジネスにおける業務プロセスおよび分析プロセスをサポートするため、商品管理、契約管理、請求・回収、会計、分析といった一連の機能をクラウド環境で提供。サービスを利用することで、企業はサブスクリプションビジネスを短期間で開始できる。

 一部の業務で既存システムを利用している事業者であっても、Smart Billingが提供する標準APIを利用することで、CRMやERPなどの基幹システムや他社SaaSとも情報連携でき、事業者の情報資産を有効活用できる。

 また、料金請求業務で取り扱う情報をもとに利用状況の分析を行うことができ、契約額、契約期間といった利用者のLTV(顧客生涯価値)向上に寄与することで、事業者の売上拡大に貢献する。

 Smart Billingは、2019年2月に申し込み受付を開始し、2019年4月以降に順次提供を開始する。今後は、料金請求プラットフォームとして、さまざまなサービスの追加を予定しており、SaaS連携強化によるビジネスの一体提供や、AIを活用した機能など、事業者のサービス立ち上げ支援や生産性向上に繋がるような機能拡充を推進していくとしている。

 NTTコムウェアでは、5年後に年間売上規模20億円を目指すとともに、B2B2Xモデルによる提供や、NTTコムウェアとNECとの提携により、グローバルでのサービス展開も進めていく。