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オートメーション・エニウェア、Botとやり取りしながらプロセス全体を自動化できるソリューション「AARI」を提供

 オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社(以下、オートメーション・エニウェア)は20日、RPAに「業務向けデジタルアシスタント」の役割を加えた「Automation Anywhere Robotic Interface(AARI:アーリ)」を、同日より販売開始すると発表した。同社の「Automation Anywhere Enterprise A2019」(以下、A2019)上で稼働する。

 AARIは、従業員とソフトウェアBotがやり取りしながら、複雑なプロセスを自動化できるプラットフォーム。人の判断や例外処理が必要な非定型業務プロセス全体を、ソフトウェアBotと従業員の簡単なやり取りで連携させ、プロセスの終わりまでを自動処理できる点が特長で、企業の内製システムやレガシーシステム、クラウドシステムともデータ連携可能なため、全従業員が自動化を利用できる環境を構築可能という。

 従業員に対しては、AARIのユーザーポータルにおいて、自分が利用できる業務プロセスのBotが用意され、ここから業務をスタートすることができる。判断や例外処理が必要なプロセスでは、簡単な入力や選択を求める画面が表示され、数字やテキストを入力したり、選択して処理したりすることで、次のプロセスが自動で走るとのこと。

 オートメーション・エニウェアでは、適用例として、「経費精算申請から承認、支払い手続きまでの流れ」「緊急の要請とその進ちょくを常に参照できるようにする仕組み」「例外処理で進めるための上長への業務引き継ぎ」「顧客情報の更新、重複や利用状況の確認」などを挙げている。

 なおAARIには、Webブラウザ用の「AARI for Web」:、PCのA2019クライアントで利用する「AARI for Desktop」、Excelやセールスフォースなどの上から起動する「AARI for Apps」の3種類が用意されており、業務ユーザーが専用ソフトウェアをインストールするといった手間は不要。さらに今後は、音声で利用する「AARI for Voice」、モバイル端末で利用する「AARI for Mobile」も提供を予定しているとのことだ。

 また、業務プロセスを記録して最適なプロセスを自動化に提案し、Botを生成するソリューション「Discovery Bot」と組み合わせれば、Botの開発から運用までの時間を抑制できるとしている。

AARIを使用したプロセス自動化のイメージ