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オートメーション・エニウェア、AIが自動化に適したプロセスを見つけ出す「Discovery Bot」を提供

 オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社(以下、オートメーション・エニウェア)は19日、AIが従業員の作業プロセスを分析し、RPAによる自動化に適したプロセスを見つけ出す新機能「Automation Anywhere Discovery Bot」(以下、Discovery Bot)を発表した。

 Discovery Botは、従業員が業務アプリケーション上で行っている作業プロセス全体をAIが分析し、RPAによる自動化に最適なプロセスを特定して、ロボット開発を支援する新機能。オートメーションプラットフォーム「Automation Anywhere Enterprise A2019」上で稼働する。

 具体的には、業務プロセスを改善するための定義や分析に利用される手法「プロセスディスカバリー」をベースに開発されており、AIと機械学習を活用して、複数の業務アプリケーションを使用しながら行うプロセス全体を記録し、繰り返し行われるプロセスのパターンを検出・分析するという。

 そして、自動化で最大の効果を得られるプロセスを特定し、ROIの高さで優先順位を付けながら、自動化するソフトウェアロボットのひな形を提案してくれる。こうした仕組みにより、ロボット開発の工数を削減し、自動化を効率的に行えるように支援するとのこと。

 利用にあたっては、クライアント端末へのインストールは不要で、社内のどの部門でも利用可能なため、オートメーション・エニウェアでは、事業部門のユーザー、IT部門、ロボット開発者がWebベースの同じインターフェイスでコラボレーションしながら、自動化する業務プロセスの特定にかける時間を短縮できるとアピールしている。

 また2020年後半には、上記の分析で特定されたプロセス全体を、最適なステップで自動化するロボットを生成できるようになる予定。これにより、業務プロセス全体を自動化するまでの準備時間を早められるとした。

 なおDiscovery Botは、同社のパッケージ製品「Digital Workforce Starter Pack」「Enterprise Pack」に同梱されるほか、追加で購入することも可能とのことだ。