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オートメーション・エニウェア、SalesforceやPower BIの機能を拡張する連携コネクタを提供

 オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社(オートメーション・エニウェア)は1日、RPAソフトウェア「Automation Anywhere Enterprise A2019」を他社製ソフトウェアと組み合わせて機能拡張する連携コネクタを、8月より提供開始したと発表した。Salesforce向けとMuleSoft向けをオートメーション・エニウェアが提供するほか、Power BI向けをMicrosoftが提供する。

 連携コネクタのうちSalesforce向けの「Automation Anywhere RPA Bots for Salesforce Ver 2.0」は、Salesforceを使用した業務プロセスにおいて、Salesforceの画面からワンクリックでBotをスタートできるようにするコネクタ。

 Salesforceの「Service Cloud」や「Marketing Cloud」の画面にAutomation AnywhereのBotのボタンが表示され、それを押すことで、事前に設定した販売リード情報処理やクレジットカード入金処理のBotをスタートできるようにする。なお、複数の自動化プロセスが並行して始まった場合は、空いているライセンスの振り分けや順番待ちを自動的に行うとのこと。

 利用料金は、1企業あたり年間1000ドル。

Salesforce画面からBotを実行している例

 2つ目の、MuleSoft向けの「Automation Anywhere RPA Bots for MuleSoft」は、MuleSoftで接続された業務プロセスにおいて自動化を行う際、MuleSoftワークフローの中からAutomation AnywhereのBotをスタートできるようにするコネクタ。これにより、API連携ができないシステムにもMuleSoftからアクセスできるようになるとした。このコネクタは追加費用なしで利用できる。

コネクタが連携して動作するワークフローの例

 3つ目の「Microsoft Power BI Connector from Automation Anywhere」は、オートメーション・エニウェアが提供するBot運用/ビジネス分析ダッシュボード「Bot Insight」のデータを、外部データソースとしてPower BIに取り込むためのコネクタ。これを利用すると、RPAで処理した結果をPower BIの分析データに追加できるようになるため、より多角的な分析結果を表示できるようになるとのことだ。なお、コネクタはPower BI Desktopの最新版に無償で同梱されている。

Power BI上でBotの稼働状況を表示している例