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ホームセンターチェーンを展開するカインズ、Salesforceを活用し顧客接点システムをすべてクラウド化

 株式会社セールスフォース・ドットコム(以下、セールスフォース)は12日、株式会社カインズが、Salesforceを活用し、顧客接点システムをすべてクラウド化したと発表した。

 ホームセンターチェーンの経営を主力事業として、全国で200以上の店舗を展開するカインズでは、2019年からスタートさせた中期経営計画「PROJECT KINDNESS」において、デジタル戦略を1つの柱に据え、顧客体験の向上、業務の効率化による生産性向上に向けた取り組みを進めているとのこと。

 そして同社は、この取り組みを進めるため、Salesforce Service Cloud、Experience Cloud、Platformや、クラウドアプリケーション基盤「Heroku」、BIツール「Tableau」といったセールスフォースの各製品を採用した。

 さらに、データ統合プラットフォーム「MuleSoft Anypoint Platform」により、APIを使った接続方法で、既存基幹システムとSalesforce Service Cloudのリアルタイムな連携を実現。顧客に寄り添ったサービスと顧客体験の提供が可能になったという。

 なおカインズでは、これまでにも、Salesforce Marketing Cloudを段階的に導入・運用しており、今回の新規クラウド化により、顧客接点を支える中心となるシステムにおいて大幅な刷新が進行したとのこと。

 なお10月14日には、オンラインイベント「Salesforce Live:RCG」にカインズの担当者が登壇し、同社が進めたデジタルトランスフォーメーション(DX)について講演するとしている。