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NTT Com、Blue Prismとの協業により国内で「デジタルワーカー」のプラットフォームサービスを展開

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)と英Blue Prismは6日、デジタルワーカーサービスの提供において協業すると発表した。この協業を通じ、NTT Comの「Smart Data Platform」のメニューとして、デジタルワーカーのプラットフォームサービスの提供を2020年度内に開始するとしている。

 デジタルワーカーとは、PC上で行う単純作業を自動化するRPAの機能をベースに、画像から情報を抽出する認知機能やAIによる文章理解、人とコミュニケーションができるチャットボットなどのインテリジェントな機能を加えたもの。より高度で複雑な業務を自動で行うことができ、業務における広範な領域でデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進できる。

プラットフォームサービスのイメージ図

 協業によるデジタルワーカーのプラットフォームサービスでは、Blue Prism製のデジタルワーカーの作成、実行および管理をおこなうすべての機能をクラウド上で提供する。また、あらかじめ用意されているデジタルワーカーのスキルを、クラウド上でオンデマンドに調達して即座に利用できる。

 サービスは、Smart Data Platformを構成する機能の一つとして提供するため、NTT Comのプラットフォーム上でデジタルワーカーサービスを利用できるほか、Smart Data Platformを構成するクラウド、データマネジメント、データインテグレーション、ストレージなどのさまざまな機能と組み合わせて利用できる。

 また、Smart Data Platformを構成する「Flexible InterConnect」と併用することにより、クラウドやオンプレミスなどの複数の場所に存在するICTリソースに閉域網で接続できるため、さまざまな業務システムを横断する複雑な業務を、高度なセキュリティを保ったまま遂行することが可能になる。

 NTT ComとBlue Prismは、デジタルワーカーの普及・浸透に向けて、共同によるマーケティング、プロモーション活動、各種セミナーなどを実施し、企業におけるDX推進を支援していくとしている。