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システムサポート、米ServiceNowの危機対応管理アプリとLINEを連携させたソリューションを提供

 株式会社システムサポート(以下、STS)は1日、米ServiceNowの危機対応管理アプリ「Emergency Outreach」「Emergency Self Report」とLINEとを連携するアプリを開発したと発表した。それぞれ「Emergency Outreach for LINE」「Emergency Self Report for LINE」の名称で、ServiceNowのビジネスアプリのマーケットプレイス「日本版ServiceNow Japan Store」にて提供を開始している。

 ServiceNowの「Emergency Outreach」「Emergency Self Report」は、新型コロナウイルス感染症に対する顧客(ServiceNowユーザー)の危機管理を支援するアプリ。緊急時の従業員の所在や安全、就業状態などの情報共有・管理を簡素化できるという。

 STSが開発した「Emergency Outreach for LINE」「Emergency Self Report for LINE」では、これらのアプリとLINEと連携させることにより、利用者が今までメールやモバイルアプリで行っていた情報の共有、通知の確認、状況の更新などを、LINEから直接行えるようになる。

 日本でシェアの高いLINEと連携することで、利用者は複雑なマニュアルを必要とせず、使い勝手の良い画面で操作が可能なため、危機対応管理アプリのさらなる利用拡大を図れるとのこと。

 なお、アプリのうち「Emergency Outreach for LINE」では、緊急時の従業員の所在と安全を自動的かつ一元的に可視化する危機管理支援アプリ「Emergency Outreach」とLINEを連携させている。従業員は「Emergency Outreach」アプリからの問い合わせに対し、LINE公式アカウントを経由して直接所在や安否情報を回答できるとのこと。

Emergency Outreach for LINEの概要

 一方の「Emergency Self Report for LINE」では、緊急状況下の従業員の就業状況を一元的に管理・可視化する危機対応管理アプリ「Emergency Self Report」とLINEを連携させた。従業員はLINEから「Emergency Self Report」アプリに直接、自身の健康状態や感染状況に基づく職務復帰状況を報告できる。

Emergency Self Report for LINEの概要

 「Emergency Outreach for LINE」「Emergency Self Report for LINE」ともライセンス料は無料だが、導入、カスタマイズ費用が別途必要となる。