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Cloudianのオブジェクトストレージ「HyperStore」、フラッシュに最適化した製品群を提供

 米Cloudianは9日(米国時間)、オブジェクトストレージソフトウェア「HyperStore」のフラッシュ最適化製品群を発表したと発表した。これにより、データ分析、AI/機械学習、クラウドネイティブアプリケーション、迅速なバックアップとリカバリなど、パフォーマンスを重視するワークロードのニーズに対応できるようになるという。

 HyperStoreは、Cloudianが開発・販売しているオブジェクトストレージで、APIがAmazon S3と完全互換になっている点を特長としている。また、Amazon S3プロトコルに準拠しているだけでなく、複数のオブジェクトストレージをスムーズに連携してスケールさせる仕組みも備えており、パブリッククラウドやほかのデータセンターに分散格納することが可能だ。

 今回発表されたフラッシュ最適化製品群では、従来のHyperStoreの特長を受け継ぎつつ、業界標準ハードウェア上のフラッシュメディアの低レイテンシI/Oプロファイルを活用し、部分的オブジェクトの読み取りと、低レイテンシのデータアクセスを必要に応じて提供するとした。

 なおCloudianプラットフォームは、IntelやKioxiaなど、主要なNVMeサプライヤの認定を受けているほか、Intel Optaneストレージクラスメモリにも対応しているため、パフォーマンスがさらに向上するという。

 またソフトウェア形態に加えて、1Uフォームファクタのアプライアンスサーバー「HyperStore Flash 1000シリーズ」も用意され、アプライアンスあたり76.8TB~153.6TBの容量を提供する。

 加えて今回は、フラッシュおよびHDDベースのノードをアダプティブ・ハイブリッドアーキテクチャ内にデプロイする独自機能を追加した。この機能により、使用頻度の低いデータを低コストのHDDへと階層化することで、総コストをさらに40%削減できるとしている。