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NTTテクノクロスがメール誤送信防止サービスを強化、Outlook on the web利用時の送信者の負荷を軽減

 NTTテクノクロス株式会社は7日、メール誤送信防止・暗号化サービス「CipherCraft/Mail 7 for Microsoft 365」の新版を10月30日から販売すると発表した。Microsoft 365で提供されているOutlook on the web(Web版Outlook)への対応を強化したという。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、多くの企業でテレワークが増加していることを受け、これまで郵送していた請求書や納品書をメールで送る機会が増えてきた。それに伴い、メールの宛先や添付ファイルを誤って送信するリスクも増加しており、企業にとってテレワーク時のメール誤送信対策が急務になっているという。

 NTTテクノクロスでは、2003年よりメール誤送信防止サービスを提供しているが、今回は、Microsoft 365の環境で利用できる誤送信防止サービスのCipherCraft/Mail 7 for Microsoft 365を強化することにより、こうしたニーズに応えるとのこと。

 これまでのOutlook on the webに対する誤送信防止では、送信ユーザーがメールを送信すると、いったんメールが保留され、サーバーから自動返信されたURLにアクセスして、宛先や本文内容などを確認していた。このため、送信時の手間が煩雑になってしまうことが課題だったという。

 しかし今回の強化により、送信ボタンを押したタイミングで画面がポップアップして再確認を行う仕組みが導入されたため、通常のメール送信時とほとんど変わらない手間で、安全にメールを送信できるようになったとした。

 なお、管理者がMicrosoft 365の管理画面からアドインを追加すれば、ユーザー側でのインストール作業は不要で、導入時における手間も軽減できるとしている。

 CipherCraft/Mail 7 for Microsoft 365のライセンスは年間サブスクリプション方式で提供され、価格(税別)は、100ユーザーの場合で年間16万円。