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NTTテクノクロスのメール誤送信防止ソフト「CipherCraft/Mail 7」、AIがリスクを検知する新オプションを提供

 NTTテクノクロス株式会社は、メール誤送信防止ソフトウェア「CipherCraft/Mail 7」において、新オプション「AI+」を10月30日より提供開始すると発表した。AI技術によって、ルールによる制御や人によるチェックでは気づきにくいメール誤送信リスクを検知するという。

 CipherCraft/Mail 7は、メール誤送信防止や添付ファイルの自動暗号化といった機能により、メールからの情報漏えいを未然に防止可能なセキュリティソリューション。誤送信防止機能については、定められた時間が経過するまで宛先への送信を一時保留する機能や、社外への一斉メールを1つのアドレス単位に自動分割して送信する機能、上長承認機能などを備えている。

 今回発表された「AI+」オプションでは、まず、メール送信ボタンが押されたあとにAIが送信者の履歴から送信頻度を判定し、初めて送信する宛先、または送信頻度が少ない宛先が含まれる場合に警告を表示する機能を備えた。メール送信者だけでなく、CipherCraft/Mail 7を導入している組織内でも頻度が少ないようであれば、その点についても警告してくれるという。

 これにより、誤送信の最大の原因である、同じ企業内の似ている名前(同姓の別人など)のメールアドレスに対して誤送信してしまう、といったリスクを削減できるとのこと。

 また複数のメールアドレスに同報する場合、個々のメールアドレスに対して送信履歴はあるが、初めて送るメールアドレスの組み合わせ、または送信頻度が少ないメールアドレスの組み合わせをAIが検知し、警告する仕組みも備えた。

 例えば、A社とB社に頻繁にメールを送信しているような場合において、A社のみに送るメールにB社を同報してしまった場合、不適切なアドレス混入としてAIが検知し、「宛先の組み合わせに注意してください。」と警告するとのこと。

 価格(税別)は、100ユーザーあたり、製品本体が年間16万円、「AI+」オプションが年間6万円。