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ブロードバンドタワー、西日本の通信拠点「大阪POP」を開設

 株式会社ブロードバンドタワーは1日、エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社(以下、NTTスマートコネクト)の「堂島データセンター」内に、西日本の通信拠点として「大阪POP」を開設し、サービスを開始したと発表した。

 大阪POPでは、NTTテレパーク堂島内に入居する複数のIX事業者や大手プロバイダーとの広帯域での直接接続を行うとともに、ブロードバンドタワーの東日本の拠点であるデータセンター「新大手町サイト」との間を専用線で結び、従来顧客および新規のユーザーに向けて、IP通信によるインターネット接続サービスおよびBGP通信によるIPトランジットサービスを提供する。

 また、大阪POPでは、NTTスマートコネクトが提供するビル間の光ケーブリングサービスの活用が可能なことから、幅広い関西のコンテンツ事業者やインターネット接続事業者もブロードバンドタワーのサービスを容易に利用できる。

 ブロードバンドタワーでは、東京23区内に4カ所、大阪に1カ所の都市型データセンターを運営し、東京23区内では4カ所のデータセンターをDCI(Data Center Interconnect:相互接続通信)を利用して有機的に結合し、IPトランジットサービスやパブリッククラウドとのダイレクト接続サービスを提供している。

 今回開設した大阪POPは、そのネットワークを西日本に拡大し、5G時代の到来による東京-大阪でのシステム分散・多地域分散の需要や、データセンター間接続の需要、アフターコロナの時代に増大する通信需要に応えるものだと説明。 また、大阪POPの開設および2020年9月末までの回線の新設・増速により、ブロードバンドタワーのバックボーン回線(対外)の容量は650Gbpsに増強される予定としている。