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NTTデータ、堂島ビルにJPNAPの接続ポイントを開設、国内主要IXの接続ポイントが集積されたデータセンターに

 株式会社NTTデータは6日、国内大手インターネットエクスチェンジ(IX)事業者のインターネットマルチフィード株式会社が、インターネット相互接続サービス「JPNAP」の接続ポイントを、11月にNTTDATA堂島ビル内データセンターに開設すると発表した。

 NTTデータでは、スマートデバイスの利用拡大やコンテンツの大容量化、デジタルビジネスの加速などにより、さらなるインターネットトラフィックの増加が見込まれており、それに伴って、インターネットサービスプロバイダーやクラウドサービス事業者などからは、効率よく信頼性の高いトラフィック交換が可能なデータセンターが求められていると説明。また、近年、事業者が耐災害性の観点から、東京に次いで西日本拠点を開設するケースも多く、西日本でのIX接続ニーズが高まっているという。

 大阪市にあるNTTDATA堂島ビルは、西日本の主要ネットワークハブとしての役割を担い、国内外の多数のネットワーク事業者に活用されているとして、NTTデータは西日本エリアでのインターネットへの接続性を向上し、主要ネットワークハブとしての役割をさらに強化するため、堂島ビル内データセンターでJPNAPの提供を開始するとしている。

 今回のJPNAPの接続ポイント開設により、主要ネットワークハブとしての役割が強化されるとともに、堂島データセンターを利用する事業者においては、JPNAPやすでに接続可能な複数のIXと同一ビル内で接続が可能となり、これまで以上に柔軟なネットワーク構築を実現することが可能となると説明。JPNAPとの接続サービスは、NTTDATA堂島MMR(Meet-Me-Room)にて提供し、NTTDATA堂島ビルを利用している事業者はビル内での接続が可能となる。

 NTTデータでは今後も、キャリアニュートラルなデータセンターを多様な事業者に提供し、事業者同士が相互接続し、効率良く信頼性の高いネットワークを構築・維持できる環境を整えることで、インターネットのさらなる接続性向上と社会的インフラとしての信頼性向上に貢献していくとともに、公共・金融・法人といった幅広いビジネスの成長を支援していくとしている。