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NTTテクノクロス、議事録作成に最適化された音声書き起こし製品「SpeechRec Plus for Meeting」

 NTTテクノクロス株式会社は24日、音声認識AI技術を用いて会議などの議事録作成を効率化する製品「SpeechRec Plus for Meeting」を、8月31日から販売開始すると発表した。クラウドサービス、オンプレミスの両形態で提供する。

 「SpeechRec Plus for Meeting」は、NTTメディアインテリジェンス研究所の音声認識AI技術をベースに開発された音声認識ソフトウェア「SpeechRec」を、議事録作成に最適化したもの。ファイル化された音声を簡単な操作でテキスト化できるが、長い発話や専門用語の自動書き起こしを可能にすることにより、議事録作成の効率化を実現するという。

 具体的には、音声認識AIを利用することにより、約1000万の語彙(ごい)に対しても高速かつ高精度の音声認識が可能。また、会議における膨大な例文を学習し、文脈の理解が難しい長時間の会議音声にも柔軟に対応するとのこと。

 さらに、各業界における単語辞書や発話例などを学習した音声認識モデルをオプションでカスタマイズ可能なため、専門用語が多く話される会議にも対応可能とした。音声認識モデルとしては、一般的なもの以外に、地方議会や金融分野などに対応したモデルが用意されているとのことだ。

 このほか管理機能として、ユーザーごとに音声データの登録・編集・閲覧権限を設定可能で、一部にしか公開できない会議などの議事録作成にも適している。

 価格(税別)は、クラウド版の場合、初期登録料が15万円、利用料が月額12万円から。オンプレミス版は、構築費が15万円から、ライセンス料が月額12万円から(原則6カ月以上)となっている。