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ラック、OEM専用のWebアプリケーション診断サービスを提供 サイバー保険も自動付帯

 株式会社ラックは21日、Webアプリケーション診断にサイバー保険を付帯したOEM向けパッケージ「サイバー保険付きWebアプリケーション診断“ファースト”」を提供開始すると発表した。ラックの販売パートナーチャネルを通じてのみ販売され、パートナーは、自社の製品やサービスの一部に組み込んで販売できるという。

 「サイバー保険付きWebアプリケーション診断“ファースト”」は、販売パートナーが自社のサービスに組み込んだり、自由にサービス名称を付け、独自のブランド名で販売したりできる、OEM専用のパッケージ。

 セキュリティ診断は、販売パートナーに代わってラックが実施し、セキュリティ専門家が攻撃者の視点からさまざまな疑似攻撃を考察・試行することで、Webアプリケーションの安全性を徹底的に調査する。診断は、利用企業のWebアプリケーションの仕様や特性なども加味しながら、多様な手法で行われるため、セキュリティリスクを的確に発見できるほか、診断や報告書作成もラックが実施することから、専門的な知識は必要ないという。

 さらに、損害保険ジャパン株式会社とラックが共同で開発したサイバー保険が自動付帯され、診断を行った対象のWebアプリケーションにインシデントが発生した場合は、サイバー攻撃に関する調査費用などに利用可能となっている。補償金額は最大200万円までで、調査費用だけではなく、事故からの復旧やシステム再構築の費用、被害者への損害賠償金の補償など、幅広い目的に活用できるとのこと。

 ラックでは、今後2年間に1000案件の契約数を目指すとしている。