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ラック、セキュリティ診断の新サービス「DiaForce」を発表

 株式会社ラックは22日、企業や組織のサイバーセキュリティ対策において不可欠な脆弱性診断を、より快適かつ効率的にしていくセキュリティ診断の新サービスブランド「DiaForce(ディアフォース)」を立ち上げ、「DiaForce Webアプリケーション診断 安全点検パック」「DiaForce Webアプリケーション診断 エクスプレス」の2つの新しいサービスの提供を4月1日に開始すると発表した。

 DiaForce Webアプリケーション診断は、セキュリティ診断の専門家によるWebアプリケーション診断のプロセスを、AIとRPAを使った自動診断ツールを用いて自動化、効率化を図ったサービス。Web構造の見えていない範囲も自動的に検出するとともに、自動診断ツールが不得意な領域は専門家のプロの目で確認し、品質の高い診断が可能。従来は、診断開始から結果報告受領まで7~17営業日かかっていた期間が、ツールによる診断効率の向上により最短4営業日で診断結果を受け取れる。

 従来の診断サービスでは、診断対象となるWebページの量によって診断の工数を算出するため、ページ数が多い場合は費用が高額になるなどの問題があったが、DiaForce Webアプリケーション診断は定額料金で実施されるため、費用負担が軽減されると同時に、診断の予算管理も容易になる。

 DiaForceで一度に診断できる範囲は最大54画面で、中規模のWebサービスであれば表面的に見えていない範囲も含め、Web全体を網羅的に診断でき、専門家が手作業で行う脆弱性診断と比較しても、同一期間で2.6倍~13倍の量の診断が可能になるとしている。また、診断結果を元に、専門家によるセキュリティ対策の改善アドバイスを提供する。

 「DiaForce Webアプリケーション診断 安全点検パック」は、診断範囲が自動50画面遷移、手動3~4画面遷移。診断内容は、自動診断ツールによるWebサイトの調査と把握と、手動診断によるWebアプリケーション固有の脆弱性の調査と把握、診断結果報告書の提供と脆弱性対策のアドバイス。診断期間は最短4営業日。価格は80万円。

 「DiaForce Webアプリケーション診断 エクスプレス」は、診断範囲が自動50画面遷移。診断内容は、自動診断ツールによるWebサイトの調査と把握と、診断結果報告書の提供。診断期間は最短2営業日。価格は30万円。ラックでは、初年度250サイト、2億円の売り上げを目指す。