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ラック、プラットフォーム診断にサイバー保険を付帯したサービスをOEM向けに提供

 株式会社ラックは1日、プラットフォーム診断にサイバー保険を付帯したOEM向けパッケージ商品「サイバー保険付きプラットフォーム診断“ファースト”」の提供を開始した。

 サイバー保険付きプラットフォーム診断“ファースト”は、顧客の各種サーバーやファイアウォールなど、システムのOSやミドルウェアに存在する脆弱性を確認するプラットフォーム診断と、インシデント発生時の費用について補償を受けられるサイバー保険をセットにしたサービス。

 OEM向けのサービスとなり、ラックの販売パートナーチャネルが自由にサービス名称を付けて、独自のブランド名のサービスに組み込んで販売できる。

 セキュリティ診断は、販売パートナーに代わってラックが実施。市販の脆弱性診断ツールと誤報精査のみでは見逃されてしまう脆弱性を、ラックのノウハウを反映させた独自開発の脆弱性診断ツールと組み合わせることで、より深い調査が可能になる。複数の診断サービスやアプローチを用意し、顧客の環境に応じて組み合わせられる。

 また、損害保険ジャパン株式会社とラックが共同で開発したサイバー保険が自動付帯され、セキュリティ診断サービスと一体化して提供することで、顧客の保険加入の手間を軽減する。保険の補償金額は最大300万円で、サイバー攻撃に関する調査費用だけではなく、事故からの復旧、システムの再構築の費用、被害者への損害賠償金の補償など、幅広い目的に活用できる。

 サイバー保険は、診断開始日の翌月1日から1年間の補償が自動で付帯され、通常のサイバー保険契約時に必要な告知書の提出や加入手続きが不要で利用できる。

 ラックは、今後2年間で1000案件の契約数を目指す。