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Sansan、SMBCグループのプラリタウンと提携 国内中小企業のデジタル化を推進
国産MAツール「SATORI」との機能提携も
2020年8月18日 15:02
Sansan株式会社は18日、株式会社三井住友フィナンシャルグループ(以下、SMBCグループ)の子会社である株式会社プラリタウンと、マーケティングパートナーとして協業すると発表した。また同時に、SATORI株式会社との協業により、同社のMAツール「SATORI」との連携も行うことが発表されている。
SMBCグループは現在、全国的な中堅中小の取引基盤に対し、金融サービスの提供にとどまらず、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する取り組みを推進している。その一環として5月26日に株式会社プラリタウンを設立し、アプリ/Webサイト「Plari Town」を起点として、SMBCグループの取引企業に対し、業務関連のビジネスアプリ、サービスを紹介する活動を行っているという。
今回Sansanでは、企業のDX推進という観点から両社のシナジーが生み出せると考え、同社との協業を決めたとのこと。この協業では、Plari Town上において、クラウド名刺管理サービス、またはオンライン名刺として、Sansanの法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」を紹介。共催セミナーの企画・実施を行い、SMBC取引企業を中心にデジタル化を推進するとしている。
一方、SATORI社との協業では、データ統合機能「Sansan Data Hub」とSATORI社のMAツール「SATORI」が機能連携する。
多くの企業は、社内に膨大な顧客データを保有しているが、そのデータの約4割は重複や誤りによって、活用できる状態になっていないという実態が報告されているとのこと。そこで今回は、そうした顧客データをSansan Data Hubを通して、抜け漏れなく正しい情報にした上で、MAツールに「SATORI」に手間なく連携できるようにする。
こうして、SATORI内のデータが精緻(せいち)化・リッチ化されることで、顧客属性により即したマーケティングシナリオ作成が可能になり、企業のマーケティング活動を加速させ、セールス部門の商談率や成約率を高められるとしている。