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DAL、AI-OCRで紙文書をデータ化しシームレスに業務システムへ連携する「OCRtran」
2020年7月21日 11:46
株式会社データ・アプリケーション(DAL)は21日、紙文書をAI-OCRでデジタル化し、シームレスに業務システムへ連携するソリューション「OCRtran(オーシーアールトラン)」を、8月3日より販売開始すると発表した。DALのエンタープライズデータ連携基盤「ACMS Apex」と、ウイングアーク1st株式会社のAI-OCRクラウドサービス「SPA Cloud」を連携させて実現している。
「OCRtran」は、取引先との紙やFAXを使った取引方法を変えることなく、企業のデジタル化を推進するソリューション。例えば、注文書や請求書、フィールドエンジニアの作業報告書といった文書を紙やFAX、メールの添付などで受け取り、自動でデジタル化して業務システムへ連携できるようになるという。
文書のデータ化には、4種類のAI-OCRを選択または組み合わせて利用可能。手書き、印字、丸囲い、チェックボックスなど、それぞれの文書の特徴にあわせてAI-OCRを使い分けることにより、精度の高い読み取りを行えるとした。
また、AI-OCRで読み取ったデジタルデータに対しては、連携する業務システムにあわせ、フォーマットや文字コードの変換、データ加工を実施する。
こうして加工されたデータは、メールをはじめとするさまざまな通信機能を利用し、任意のタイミングで業務システムへ自動でデータ連携することが可能なほか、取引先とのEDIも実現できるとのこと。
さらに、デジタル化されたデータは暗号化してクラウド上に保存されるので、セキュアな文書管理も可能にするとしている。