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DALのエンタープライズ・データ連携基盤「ACMS Apex」新版、SAP S/4HANAとの連携を強化

 株式会社データ・アプリケーション(以下、DAL)は31日、エンタープライズ・データ連携基盤「ACMS Apex」の新版「同 バージョン1.4_p10」を、同日より販売開始すると発表した。価格は60万円から。

 ACMS Apexは、多様なデータ連携を可能にするEDIソフトウェアで、同社が提供する「ACMSシリーズ」の最上位に位置付けられている。今回の新版では、Web APIクライアント機能を用いた、SAP S/4HANAとのSOAP APIおよびREST APIでの連携を新たにサポートした。以前より、SAP RFC/IDocやSAP OData APIでの連携を提供していたが、今回、さらに新たなインターフェイスを提供することで、SAP S/4HANAの利用形態(オンプレミス/PaaS/SaaS)にあわせた柔軟に連携に対応し、リアルタイムなデータ連携とデータの有効活用を促進するとしている。

 また、データ連携基盤で重要な役割を担うデータ変換・加工機能を強化した。データハンドリングプラットフォームの「RACCOON」を、ACMS Apexのフローから標準アプリケーションとして呼び出せるようにしたため、統合管理が可能になったとのこと。RACCOONを利用すれば、オンプレミスやクラウドなどに分散したデータベースでのデータ統合や、オンプレミスデータベースとクラウドデータベース間、あるいはクラウドデータベース同士でのデータ連携、データ移行を容易に実現できるという。

 加えて、AI-OCRクラウドサービス「SPA Cloud」との連携モジュールを実装した。ACMS Apexのフローで外部アプリケーションとして呼び出すことで、通信、ファイル監視、スケジュールなどをトリガーにOCR元データのアップロード、OCR結果の受け取りが可能になっている。なお同機能を活用して、ACMS ApexとSPA Cloudを統合したソリューション「OCRtran」を提供するとしている。

 さらには、JSON、XML、Excelなどさまざまなデータフォーマットをサポートし、データの連携先にあわせたデータ変換を可能にした。