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IIJ、「IIJマネージドデータベースサービス」にDR対策用バックアップ機能を追加

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は9日、データベースをクラウドサービスとして提供する「IIJマネージドデータベースサービス」に、ディザスタリカバリ(DR)対策用のバックアップ機能を追加し、「IIJマネージドデータベースサービス DRオプション」として提供を開始した。

 IIJマネージドデータベースサービスは、IIJのクラウドサービス「IIJ GIOインフラストラクチャーP2」で提供する顧客専有の仮想サーバー上で、データベースを月額課金で利用できるサービス。

 追加するDRオプションでは、プライマリリージョンにあるデータベースサーバーのデータをスタンバイリージョン(DR側)に定期的にバックアップする。災害などでプライマリリージョンがダウンした場合のDR発動時には、顧客は任意のタイミングでスタンバイリージョンにデータを取り込んでデータベースサーバーを復旧できる。最短1時間以内にデータベースサーバーを復旧でき、サービスの基盤はIIJの東日本リージョンと西日本リージョンに分散しているため、東西間でのDR対策を採ることができる。

 スタンバイリージョンのデータベースサーバーを起動しているときは、サーバーのソフトウェアライセンス費用が発生するが、DRオプションではデータベースサーバーを平時には起動させないことで、ライセンス費用が発生しない。スタンバイリージョンにデータベースサーバーを復元するには、プライマリリージョンにある停止中のデータベースのライセンスを流用することで、ライセンス費用を抑えることができる。

 IIJマネージドデータベースサービス DRオプションの料金(税別)は、初期費用が無料。月額料金が、Oracle Databaseは5万円、Microsoft SQL Serverは1万5000円。