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IIJ、「IIJマネージドデータベースサービス」でMicrosoft SQL Server 2017を提供開始

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は13日、クラウド型データベースサービス「IIJマネージドデータベースサービス」の対応データベースに「Microsoft SQL Server 2017」を追加し、提供を開始した。

 IIJマネージドデータベースサービスは、顧客占有の仮想サーバー上でデータベースを月額で提供するクラウド型サービス。冗長構成やバックアップなどの複雑なデータベース運用に手を煩わせることなく、手軽にデータベースを機能制約なしに利用できる。

 IIJでは、Microsoft SQL Server 2008および2008 R2のサポートが2019年7月に終了予定となっており、新バージョンへのクラウド移行を検討中の顧客に適したサービスとしている。

「IIJマネージドデータベースサービス」概要図

 サービスでは、オンラインで選択したスペックのサーバーに、Microsoft SQL Server 2017が自動でインストールされる。専用のコントロールパネルでは、データベースの運用監視や、容量を問わずにバックアップやリストアが行え、任意のタイミングでインスタンスの操作やパッチ適用が行える。また、データベースの管理者権限を付与したユーザーで利用できるため、顧客のスキルをそのままにデータベース機能を利用できるとしている。

 スペックの品目により、オンライン上でデータベースの冗長構成が構築可能。クラウド構成やクラスタソフトウェアの設計に負担をかけることなく、クラウド環境で容易に高可用な構成を組むことができる。

 また、「IIJクラウドエクスチェンジサービス for Microsoft」や「IIJクラウドエクスチェンジサービス for AWS」を利用することで、IIJのクラウドとMicrosoft AzureやAmazon Web Services(AWS)を閉域網で接続できるため、Microsoft SQL Server 2017の「読み取りスケール可用性グループ」を活用して、マルチクラウド間でデータベースの冗長化を図り、クラウドロックインをせずにデータベースを保護することもできる。

 サービスメニューと価格(税別)は、データベースが「Web Edition」の場合で月額2万2500円から。「Standard Edition」の場合で冗長構成シングルが月額7万2500円、ホットスタンバイが月額15万2300円から。「Enterprise Edition」の場合で冗長構成シングルが月額18万8500円から、ホットスタンバイが月額35万8200円から。