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デロイト トーマツ リスクサービス、プロセスマイニングツール「myInvenio」の導入支援などを提供
2020年6月29日 15:19
デロイト トーマツ リスクサービス株式会社(以下、DTRS)は24日、伊Cognitive Technologyのプロセスマイニングツール「myInvenio」の日本販売代理店であるハートコア株式会社と、と再販売契約を締結したと発表した。これに伴い、プロセスマイニングツールの導入支援、およびそれに関連するアドバイザリーサービスの提供を本格的に開始する。
プロセスマイニングは、ERPをはじめ、さまざまな業務システムから抽出したデータをもとに業務プロセスを可視化し、逸脱プロセスの発見や処理件数および時間の定量分析を行って、業務上の問題点を迅速に特定する技術。手作業による業務分析とは異なり、ログの全件分析によって結果を導き出すため、分析結果の正確性・客観性が高いほか、抽出データから目的ごとのダッシュボードを作成することによって、複数のビジネス用途に活用可能という。
DTRSは今回の再販売契約締結を受け、プロセスマイニングツールの導入支援とともに、プロセスマイニングの特長を生かした、課題やリスクの特定を起点とするアドバイザリーサービスも提供するとのこと。
なおサービスの提供にあたっては、デロイト トーマツ グループのリスクマネジメントに関する知見を活用し、企業の「業務改善」、「モニタリング・不正監視」、「内部監査のデジタル化」の3つの領域における課題解決の支援を強化するとした。
このうち「業務改善」では、社内管理業務のさらなる自動化・効率化、内部統制と業務改善の双方の高度化実現などを支援する考え。2つ目の「モニタリング・不正監視」では、労務管理(後述)、リスクシナリオにもとづいた不正監視、海外・地方等拠点管理や外部委託先の管理などを行っていくという。また「内部監査のデジタル化」では、デジタル証跡の取得(タスクマイニング)、監査テーマに応じたダッシュボード策定などを支援できるとのこと。
なおDTRSでは、プロセスマイニングツールの活用具体例として、リモートワークにおける労務管理が挙げた。プロセスマイニングとともに、PCのログ解析を行うプロセスマイニングツールの拡張機能「タスクマイニング」を活用し、従業員が使用したアプリケーション、利用時間および行った操作が可視化され、無駄な業務を洗い出せるため、業務効率化、さらにはリモートワーク時の課題である労務管理が実現できるとのことだ。またリスクシナリオに応じた不正の発見などへの活用も可能なため、企業のコンプライアンス強化にもつながるとしている。