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デジタルアーツコンサルティング、Exabeam製品を活用した「セキュリティ運用管理改善サービス」

 デジタルアーツコンサルティング株式会社は18日、米Exabeamと販売代理店契約を締結したと発表した。これに伴い同社は、Exabeam SIEM(Security Information and Event Management:セキュリティ情報イベント管理)製品「Exabeam Smarter SIEM」などを活用した「セキュリティ運用管理改善サービス」を提供開始する。

 Exabeamでは、SIEMやSOAR(Security Orchestration, Automation and Response/インシデントレスポンスに必要な分析手順を自動化)、UEBA(User and Entity Behavior Analytics:機械学習を用いた行動分析)に対応するほか、人・物の行動・特性を、学習・タイムライン管理し、異常で危険と思われる行動を容易に特定するUEBAの機能を踏襲した「Exabeamセキュリティマネジメントプラットフォーム(Exabeam SMP)」を提供している。

 今回、デジタルアーツコンサルティングが提供する「セキュリティ運用管理改善サービス」は、Exabeam SMPを利用することで、企業がビジネスに即した最適なセキュリティ運用を行えるように支援するサービスとなっており、1)リスクアセスメントサービス、2)特権ID管理プラットフォーム構築支援サービス、の大きく2つで構成される。

 1)では、まず、デジタルアーツコンサルティングのコンサルタントが、ユーザー企業のセキュリティガイドラインや情報セキュリティ基本方針などと、現行業務・IT資産・稼働システム等とのFit&Gap、業務フローを整理する。

 その後、ソリューションアーキテクトが加わり、既存のレイアウトや構成情報、実稼働中の製品と、Exabeam Smarter SIEMの連携方法を調査・整理することにより、企業に対して、現状の可視化と、実ビジネスを考慮した要件の整理や解決案を提示するという。

 2)では、デジタルアーツコンサルティングのソリューションアーキテクトが、リスクアセスメントサービスで整理した仮説に対する検証支援を行い、実ビジネスを考慮した価値の可視化と、Smarter SIEMが提供する機能のうち、顧客ニーズに即したものを抽出したコンセプチュアルな設計をまとめる。その後、導入・サポートエンジニアにより、抽出した機能を活用した導入・運用設計、構築、保守・運用代行サービスを提供するとのこと。

 なおデジタルアーツコンサルティングでは、今後、「セキュリティ運用管理改善サービス」とこれまでの提供サービスを組み合わせ、企業システムにおけるセキュリティ強化と、ICT利活用による最適な経営環境の提案を図る考えだ。