ニュース

デジタルアーツコンサルティング、「特権アクセス管理プラットフォーム構築支援サービス」を提供

 デジタルアーツコンサルティング株式会社は1日、CyberArk Software株式会社と販売代理店契約を締結し、特権アクセス管理/保護ソリューション「CyberArk PAS」を活用した「特権アクセス管理プラットフォーム構築支援サービス」の提供を開始すると発表した。

 CyberArk PASは、エンドポイントのデバイスからオンプレミスのサーバー、ネットワーク、クラウドサービス、ITシステム、IoT機器、セキュリティ製品などに存在する特権アカウントを、特許技術の「Vaulting Technology」により、既存システムから隔離・保護するソリューション。さらに、セッションの分離と管理によるマルウェア攻撃からの保護や、特権アクセスへの継続的な監視(不正ログインの検知と通知)、アクセス時の捜査内容の記録、SSHキーの管理、特権アカウントが利用できるコマンドの制御などを行う。

 サービスは大きく2つのメニューから構成される。1つ目の「リスクアセスメントサービス」では、デジタルアーツコンサルティングのコンサルタントが、顧客のセキュリティガイドラインや情報セキュリティ基本方針などと、現行業務・IT資産・稼働システムとの整合性を整理する。その後、ソリューションアーキテクトが加わり、実稼働中または、新規導入予定のセキュリティ対策ソリューションの特権アカウントに対するリスク分析を行うことで、現状の可視化と、実ビジネスを考慮した顧客要件の整理や解決案を提示する。

 さらに2つ目の「特権アクセス管理プラットフォーム構築支援サービス」では、デジタルアーツコンサルティングのソリューションアーキテクトが、リスクアセスメントサービスで整理した仮説に対する検証支援を行い、実ビジネスを考慮した顧客価値の可視化と、特権アクセス管理プラットフォームが提供する機能のうち、顧客ニーズに即したものを抽出し、コンセプチュアルな設計をまとめる。その後、導入・サポートエンジニアにより、抽出した機能を活用した導入・運用設計、構築、保守・運用代行サービスを提供する。

 デジタルアーツコンサルティングでは、今回販売を開始する特権アクセス管理プラットフォーム構築支援サービスとこれまでの提供サービスを組み合わせ、今後ますます重要性が増す企業システムにおけるセキュリティ強化と、ICT利活用による最適な経営環境の提案を目指すとしている。