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さくら情報システム、AI-OCR機能を付加したBPOソリューション「Sakura-Eye」を提供

 さくら情報システム株式会社は9日、AI-OCR機能を付加したBPO(Business Process Outsourcing)ソリューション「Sakura-Eye」を提供開始すると発表した。企業が紙データ処理全般をアウトソースできるスキームを提供するという。

 「Sakura-Eye」は、さくら情報システムは約20年にわたって提供しているBPOソリューションに、AI-OCRの機能を付加したもの。OCRのコアエンジンとしては、株式会社PFUの業務用OCRソフトウェア「DynaEye 10」を採用しており、AIでフリーピッチ手書き文字の読み取り精度を向上させるなど、高精度な文字認識を実現しているが、さくら情報システムが、罫線除去機能「罫線除去PLUS」と明細行のハンドリング機能「明細帳票専用の特殊設定」を追加することで、読み取り精度をさらに向上させている。

 これにより、申込書・請求書・見積書などの定型帳票に加え、複数フォーマットが混在する帳票についても高い精度で読み取れるとのこと。2020年6月現在は活字にのみ対応する。

 また「Sakura-Eye」では、データ化に必要なスキャンやOCR定義作成、データおよび電子帳票の作成・データ加工など、さまざまな要望に対応可能なほか、人的エントリーを行ってOCR結果と照合することによって、データの正確性を高めることも可能とした。

 なお、データ化される帳票はすべて、FISC基準に準拠したさくら情報システムのデータセンター内で保管されるほか、OCR処理、人的エントリー作業の前段階で必要な個所のイメージを切り出し、それぞれの関連性を絶った上で安全に処理を行うとしている。