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サイバートラスト、「MIRACLE ZBX」と日立の「JP1」との連携を可能にするプラグインを提供

オンプレミスとクラウドのシステム統合管理を支援

 サイバートラスト株式会社は2日、Zabbixベースの統合システム監視ソリューション「MIRACLE ZBX」と、株式会社日立製作所(以下、日立)の統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」との連携を可能にする「MIRACLE ZBX JP1/IM2連携プラグイン」を開発したと発表した。MIRACLE ZBXサポートユーザー向けに、同日より提供を開始する。

 企業がシステムの運用管理のために、オンプレミスにもクラウドにも同じ商用製品を導入しようとすると、管理を集約できる一方、コスト面での負担が大きくなってしまうという。また別の面として、仮想サーバーのスペックや台数などサーバーリソースの調整が柔軟にできるクラウド環境では、監視対象となるホスト台数の把握が難しく、課金が煩雑になる点も課題とされている。

 そこで解決策として、クラウド環境向けには、監視台数ごとにライセンス費用が発生しないようなオープンソースベースの監視ソフトウェアを採用することにより、コスト面の課題に対処しようとする動きがある。しかしこの手法でも、異なる製品を導入することになるため、よって、別々の管理画面を見てインシデント対応しなくてはならないなど、運用面での煩雑さが発生してしまうという。

 そこで今回、サイバートラストでは、オープンソースソフトウェア(OSS)の利用によるコストメリットを享受しつつ、運用面での課題を解消することを目的に、日立のJP1/Integrated Management 2(JP1/IM2)向けプラグインを開発。JP1を導入しており、MIRACLE ZBXのサポート契約を締結しているユーザー向けに提供を開始した。

 このプラグインを利用すると、MIRACLE ZBXで取得したデータをJP1/IM2の統合オペレーションビューワで閲覧可能となり、クラウド上のシステム構成要素や発生した障害情報もJP1の管理画面上で把握できるため、素早いインシデント対応が可能になるとしている。

 なお、OSSのZabbixを利用しているユーザーも、サイバートラストの「MIRACLE ZBXサポート」に加入すれば、「MIRACLE ZBX JP1/IM2連携プラグイン」を利用できるとのことだ。