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サイバートラスト、AWS環境で利用できる監視用アプライアンス「MIRACLE ZBX Virtual Appliance V5.0 for AWS」を提供

 サイバートラスト株式会社は30日、Amazon Web services(AWS)上で動作する、システム監視用バーチャルアプライアンス「MIRACLE ZBX Virtual Appliance V5.0 for AWS」を、31日に提供開始すると発表した。

 MIRACLE ZBX Virtual Applianceは、オープンソースの統合監視ソフト「Zabbix」をベースに、サイバートラストが独自に開発した統合システム監視ソリューション。VMware仮想化基盤を活用している企業を主な対象に、監視ニーズに応える製品として、OS設定や、監視サーバーと データベースのパフォーマンスチューニングを実施し、AWS環境への監視サーバーのインストールおよび構築を簡単かつ短時間に実現する。

 MIRACLE ZBX Virtual Appliance for AWSは、AWS上のシステムだけでなく、AWSとオンプレミスのハイブリッドクラウド環境を監視する製品。最新版では、MIRACLE ZBX 5.0の強化点を利用でき、監査ログ出力やパスワードポリシー強化、DBパスワード暗号化など、OSS版で提供されているZabbixにはないセキュリティ機能の強化により、米国標準技術研究所(NIST)のセキュリティガイドラインNIST SP800-171およびNIST SP800-53の要件に準拠する。

 OSレベルからの監視システムの構築が不要で、SI構築のための費用や、工数を削減するメリットに加えて、対象システムだけではなく周辺システムにも徹底が求められていく、セキュリティガイドラインの要件に対応するシステム監視を低コストで実現する。

 また、MIRACLE ZBX VA 5.0に、HAソリューション「MIRACLE FailSafe」をプリインストールし、Zabbixの稼働監視を行う。Zabbixがダウンした場合でも、仮想化基盤からは検知できないOSレイヤーやアプリケーションレイヤーでの障害を検知し、自動的にアプリケーション再起動を行い、復旧させる。

 監視要件の変更や、監視対象の増加にも対応が可能。稼働中のシステムでも、監視要件の変更や監視対象の増加に対して、仮想マシンのスケールアップで対応できる。監視対象台数が少ないときはCPUリソースを少なめに割り当て、監視対象の増加に従ってCPUリソースを増やすなど、効率的な運用が行える。

 MIRACLE ZBX Virtual Appliance for AWSの価格は、年額170万円(税別)。サポートサービスも含んだ、年間サブスクリプションとしての提供となり、サポート対象のOS、データベース、Zabbixをワンストップでサポートする。